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平成29年(2017年)3月25日(土)第5回リケジョ-未来シンポジウムを開催いたしました。

春休みに入ってすぐの土曜日午後でしたが、共通講義棟2号館の102教室は北海道から沖縄までの参加者約80名でいっぱいになりました。

中山志穂様(ライオン株式会社)、中澤里奈様(IBM Researcha-Tokyo)、沓掛磨也子様(産業技術総合研究所)の3人からご講演いただき、パネルディスカッションでは進路についてなどなど活発に質問が出ていました。

パネルディスカッションでは、溝口恵様(お茶の水女子大学附属高等学校教諭)にファシリテーターをお願いし、講演者3名とともに進めました。

講演中の中山志織様

「”知りたい””やってみたい”を大切にして」
中山志織様はライオン株式会社でオーラルケアの研究に携わっていらっしゃいます。
大学で食物栄養学科を志望するにいたった動機として、「人体のことを知りたい」、「健康に貢献できる仕事がしたい」とのことでした。
研究所では、ムシ歯予防や歯周病予防のハミガキなど特性を持った製品の開発改良を手がけているお話しや、理系・研究者を選んだ結果新しい興味や夢を たくさん見つけることが出来たことなどをお話しいただきました。
中山様はリケジョとは自分を誇りに思える生き方であると締めくくられました。

講演中の中澤里奈様

「苦手で好きをあきらめない」
中澤里奈様は日本IBM東京基礎研究所でリサーチャーとしてソフトウェアなどの性能分析の研究をお仕事とされています。
高校生まではどちらかと言えば文系教科の方が得意だったとのことです。しかしロボットをカッコイイと思ったり理科は好きでした。様々な段階を経て大学では情報科学科へ進学し、「苦手でも好きなことがあるなら進めば良い」との思いで研究の道に入ったそうです。学生時代の研究と企業での研究の違い、英語の重要性など中高生にとっては具体的なイメージを持つことが出来たお話しでした。中澤様のお話は、面白い、楽しいを原動力に進んでいくことが大切であることを学ぶことが出来ました。

講演中の沓掛磨也子様

「昆虫研究者という道を選んで」
沓掛磨也子様は、つくば市にある産業技術総合研究所の主任研究員として、研究されています。世界でほとんど研究されていなかった社会性アブラムシの研究に取り組んだことをはじめ、研究者としての日々の生活、室内での研究やフィールドワークのこと、学会での発表、人脈づくりから出前授業や研究費の獲得など研究者としての活動を全部入りでお話しいただけました。「研究者の具体像」を知ることが出来たと同時に、現在は女性研究者が求められていることなど参加者が元気づけられるお話しでした。 女子大で学んで良かったことは多くのロールモデル(模範にできる人)の存在であるとおっしゃっていました。

<パネルディスカッション>

後半は溝口恵様をファシリテーターに講演者の皆様へ参加者から質問を受けながら進められました。
高校生からは大学受験について得意科目不得意科目の克服についての質問などが出たり、高校の先生や大学の先生方からも質問をいただき和やかな雰囲気で行われました。

ファシリテーターとパネリストの皆様

講演者を囲んでの茶話会

<茶話会>

短時間でしたが、講演者を囲んで小グループになって、さらに詳しく聞いてみたいことを次々に話し合っていました。