「目覚めよ、好奇心」

“新しい世界を知る” Explore the World

“日本を知る” Rediscover Japan

“自分を知る ” Learn about Yourself

“新しい自分を知る” Find Out Who You Are

グローバル教育センター長
戸谷陽子

　お茶の水女子大学は、重要なミッションのひとつとして「グローバル女性リーダーの育成」を掲げています。我が国初の女性のための高等教育機関として、開学以来140年の歴史を刻んできた本学は、常に社会に必要とされる高度な教養と専門性を備えた女性リーダーを育成することを使命とし、女子高等教育の拠点としての役割を果たしてきました。

　グローバル教育センターでは、その使命と役割はそのままに、現代の国際社会で必要とされるグローバルな女性リーダーを育成するため、学生の海外派遣の促進に力を入れ、短期・長期の留学派遣事業を企画し、また、大学間交流協定の締結、学生の国際交流や、研究者の学術交流等、さまざまな形でグローバルな視点を備えた女性リーダーの育成に貢献する国際交流を展開しています。

　とくに、2012年のグローバル人材育成推進事業の採択に伴い、グローバル人材育成推進センターと共同で、海外協定校の拡充や交換留学の推進に力を注ぎ、また、外部資金を活用した海外派遣プログラム等の実施により、学生が留学できる環境がめざましく向上しました。2009年に40大学であった大学間交流協定校は、現在69大学を数え、2015年からは、本学が支給する海外留学支援奨学金制度も開始しました。当センターでは、留学の計画の個人相談や、渡航前研修の機会を提供し、また、留学中の健康管理や危機管理についても情報を提供・共有していますので、ぜひとも留学を具体的に考えてほしいと思います。

　在学中に海外留学することのメリットは計り知れません。本学で学んだことを活かしつつ、実際に海外で生活し、異文化に接することで、外国語能力はもとより、コミュニケーション能力や協調性・柔軟性を養い、他者を理解しグローバルなコミュニティの一員として行動したいという、真摯な使命感をはぐくみ、帰国後はそのモチベーションを活かしてさらに本学での学びを充実させる、そんな学生を数多くみてきました。少しでも多くの本学学生が、留学や国際交流という機会を得て、貴重な体験をし、グローバルな視点を備えた女性リーダーとしてさらに羽ばたいてほしいと願っています。