グローバル教育センター留学派遣

ストラスブール大学より(フランス)

2016/04/11

1. 大学生活

演劇コースの授業からは、Histoire du théâtre(演劇史)、Analyse de spectacles(演劇分析)、Théorie du théâtre(演劇理論)を受講しています。フランス語で学ぶと、日本語で学んでいたら気にも留めなかったであろうことに気付かされることもあり、とても面白いです。演劇分析の授業では、実際に演劇を観に行き、その作品を分析して発表したり、その作品の演出家や役者を招いて対談したりと、とても興味深いです。はじめは私以外に留学生がおらず友だちもできず、授業内容もほとんど理解できず、孤独で憂鬱でしたが、少しずつ理解できることが増えていき、精神的にも強くなったと思います。現在はテストとレポートに追われています。

 

留学生向けのフランス語の授業も受講しています。興味のある最近のニュース記事を読んで内容を説明し、自分の考えを発表したり、エッセイを書いたりと、フランス語の良い練習になります。少人数で学生の国籍も多様なため、友だちが出来やすく、モチベーションも上がります。

 

また、前期に通っていた語学学校の授業にも時間のあるときに顔を出しています。語学学校の先生は、大学の教授とは異なり、発音も丁寧で分かりやすく説明してくださるので、聞いているだけで話し方の勉強になります。

 

2. 日常生活

友だちと演劇を観に行ったり、オーケストラを聴きに行ったりと、楽しく過ごしています。無料や格安でさまざまな芸術に触れられるのがとても嬉しいです。聖金曜日には、6ユーロでマタイ受難曲を聴きに行けたため満足です。

先日、日本で茶道を勉強していたという友人がお茶会を開催するというので、元華道部として生け花という形で協力させてもらいました。漫画を勉強している友人は、フランス語版の茶道解説パンフレットを作り、料理の得意な友人はどら焼きを作り、お客様をおもてなししました。日本文化を発信する良い機会になったのではないかと思います。

  「留学生の声」トップに戻る