国立大学法人お茶の水女子大学 〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
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【留学のきっかけ・準備】
アジアの開発問題に興味を持っていました。イギリスは開発学の本場であり、その中でもSOASはアジア・アフリカ研究に力を入れているため、留学先の候補としました。留学を実現するために、英語習得、留学の目的を自分の中で明確にしていき、留学が内定してからは、留学先の情報収集をしました。
【勉学の状況】
夏の2ヶ月間の語学の準備コースを経て、大学院の開発理論・開発経済・アジア政治の3つのコースを履修しました。それぞれのコースでは毎週、講義とゼミがあり、毎週大量の文献を読むことが課されます。加えてレポート・発表・試験といった課題がありました。英語で全ての課題をこなすということは初めての経験であったため、骨が折れるものでした。ですが、時間やストレスを自分自身で管理するのに慣れるよい経験になったと思います。
また、履修しているコースの他に、アジアやアフリカに関する学内のセミナーやイベントがあり、授業がない時も有意義な時間を過ごすことができました。図書館はアジア・アフリカ関係の書籍が充実しており、アジアやアフリカに興味がある学生にとってはよい研究環境であると思います。
【生活の状況】
1年間、大学の寮に住みました。5人で台所を共有するため、家に帰っても英語を使える環境であるというのは英語を向上させるのに役に立ったと思います。
ロンドンの街も満喫できたと思います。音楽や美術など高い水準の文化活動を楽しむことができました。美術館や博物館などは入場無料のところが多いのも利点であると思います。また、移民が多い都市であるため、アジア系・アフリカ系・中東系・イギリス以外のヨーロッパの文化などをロンドンに居ながらにして楽しむことができました。
【留学生活を振り返って】
留学生活を振り返ると、勉学も生活も実に有意義なものであったと思います。クラスメート、フラットメートなどにも恵まれ、1年間無事に過ごすことができました。これからも、大学の交換留学制度を利用して、様々な経験を積む学生が増えていくことを期待しています。
独学で。TOEFLの問題集やNHKラジオなどを利用。
留学の審査の1年前から英語に本腰を入れる。TOEFL(CBT)は177から230になった。
インターネットや実際に留学先の大学に行ったことがある人や留学をしたことがある人に話を聞いた。
留学資金のためにアルバイト、奨学金の申請、留学先の情報収集、専門の勉強。
出発1週間前にようやくビザを取得できた。
学生ビザ(1年3ヶ月分)
専用フォーム、語学の証明書、留学資金の証明書類(通帳の残高のコピーなど)、受け入れ先の書類など提出。
財団の奨学金申請、航空券の手配
寮
学校側が寮に関するパンフレットを送ってきたので、それを元に自分で申請した。
8万円程度。(年々値上がりしているそうだ・・)
住宅費込みで15万円程度。(下記の勉学にかかる費用含む)東京と同じ、もしくはものによっては高く感じた。
学費は無料。(取得単位をお茶大の単位に換算したい場合はお茶大に学費を払う必要があるが。)勉学に関する費用は、教科書やコピー代など月2万円弱。
気候は乾燥していて東京より少し涼しかった。日照時間がとても違うので戸惑った。冬は3時くらいには暗くなり、夏は9時過ぎまで明るい。
寮はロンドンの中心部近くにあったので、美術館や博物館、音楽・芸術なども楽しむことができた。今回はテロが起こってしまったが、普段は治安も悪くないので、雰囲気は悪くないと思う。
値段は高いが日本食をはじめ、必要なものはある程度入手できるので特にはない。ただ、化粧品などは肌に合う、合わないがあるので日本から持っていった方がよいと思う。
比較的治安がいいとはいえ、やはり日本よりは安全とは言えないので、油断はしない方がよいと思う。スリなど多いようだし。
比較的治安がいいとはいえ、やはり日本よりは安全とは言えないので、油断はしない方がよいと思う。スリなど多いようだし。
学期が始まる前の2ヶ月間、語学の準備コースを受講した。内容は大学の授業に基いていた。テキストの読解、授業のリスニング、発表、討論の練習など。レベルはちょうどいいくらい。クラスメートは3分の1が日本人、3分の1が中国人、残りはタイ・韓国・イタリア・アルゼンチン・ドイツ・コロンビアなどの出身。
自由にできた。(院の授業を3つ選択した)。
大変だった。1週間に読むべき文献の量も多いし、授業と並行してレポートの提出もあったため。
有益だった。自分はアジア政治と開発学の授業を選択したが、自分の論文の役に立つと思う。
学期末にクラスで打ち上げのパーティがあった。
他の学生と変わらないと思う。ただ、「自分は学位取得目的でここにいるのではない」と感じてはいたが。
学生証は学部生扱い。
寮では台所を5人で共用していたので、毎日彼女らとコミュニケーションをとることができた。
ロンドンでの生活や大学生活に関するオリエンテーションはあった。
語学・専門の知識・経験はあればあっただけ留学生活に幅を持たせてくれると思う。
なんのかんの言って、実際に行ってみないとわからない点も多いと思うので、交換留学の制度など色々な機会を利用して様々な経験を積むのも長い人生において有意なのではないか、と思う。