みがかずば研究員

女性研究者のための研究継続奨励型「特別研究員制度」
(通称「みがかずば研究員制度」)の創設

本学では平成24年度より、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ女性研究者の養成・確保に資するため本学独自の特別研究員(呼称:みがかずば研究員)制度を導入しました。
すぐれた女性研究者の継続的な研究活動を支援するともに、女性研究者が研究中断後に円滑に研究現場に復帰する機会を提供します。

みがかずば研究員 採択後の進路

みがかずば研究員採択年度 平成24年度(2012年度) 平成25年度(2013年度) 平成26年度(2014年度)
採用人数 12 13 16
みがかずば研究員(継続) 7 8 5
任期の定めのないポスト 国公立大学 教授
准教授 1
講師 1
助教
その他
私立大学 教授
准教授 1 1
講師 1
助教 1
その他
任期の定めのあるポスト 国立大学
私立大学 1(教授) 1(特任助教)
研究員 1(RPD) 1(PD) 1(PD)
その他 1(RF) 2(RF)
その他 1 6

RF:リサーチフェロー

詳細はこちら(お茶の水女子大学ウェブサイト)

平成27年度 みがかずば研究員

氏名 専門分野 研究内容
後藤 郁子 教師教育、教育工学 研究の目的は、エンゲストロームのノットワーキングの理論を基に創発的コラボレーションを創造することです。この研究での創発的コラボレーションとは、教師を目指す大学生、教育環境の充実を図りたい小中学校の校長、及び研究成果を教育現場へ役立てたい研究者との三者によって創造される新しい協働の領域です。
宮崎 あゆみ ジェンダー、セクシュアリティ、言語および若者のアイデンティティ構築 主な研究関心は、ジェンダー、セクシュアリティ、言語および若者のアイデンティティ構築です。現在は、日本の中学生が学級の様々な人間関係や文脈と交渉しながら、どのように言語実践を通じてジェンダーおよびセクシュアリティのアイデンティティを構築しているかについて、長期のエスノグラフィで得られたデータを基に、分析しています。教育社会学、および日本ではあまり広く行われていない言語人類学という領域の理論を基盤にしています。様々な質的調査方法についても研究しています。
森  暁子 日本近世文学、軍書、仮名草子、武家文化、出版史 日本近世前期の文学が専門です。中でも軍書(広く「いくさ」についての書物)を研究しています。現在は、様々な流派の兵学者たちが、戦国武将・武田氏にまつわる軍書『甲陽軍鑑』をどのように利用していたかに注目しています。
福留 奈美 調理学、食文化研究 調理文化の国際比較研究として、食材の利用法や調理における用語・表現の研究を行っています。アジア各国でのユズをはじめとする柑橘類、醤油、唐辛子の利用法比較、調理における沸騰を表す用語・表現、切り方用語・表現の多言語対照研究が現在のテーマです。
臺丸谷 美幸 アメリカ史、ジェンダー学 専門はアメリカ合衆国の日系アメリカ人史です。朝鮮戦争へ従軍した日系二世に焦点を当て、ジェンダーとエスニシティの視点から分析しています。最近は特に女性の志願兵のケースに着目し、1950年代の二世女性による社会進出と従軍との関係を考察しています。
劉楠 家族社会学、ジェンダー学 ブルデュー(1970=1991)によると、子どもの教育達成は親の社会階級と強い相関があり、文化資本は、家族や学校教育を通して子どもの社会階級が再生産される。そこで、本研究では、第1に、階層による親の養育行動に差があるのか、第2に親の養育行動が子どもの教育達成にどのように影響するのかの2点を明らかにすることを目的としている。
和田 祐子 動物生理学 生体モータータンパク質であるダイニンを阻害する薬剤を投与したときの繊毛や鞭毛の運動変化を調べています。阻害剤の作用が鞭毛の部位や生物種によって異なるという結果が出始めており、この研究からダイニンの不均一性や進化の謎について明らかに出来るのではないかと考えています。
矢越 葉子
川上裕子 社会福祉学、地域福祉、看護史 わが国の保健師事業の成立過程と公衆衛生・社会福祉領域において保健師が果たしてきた役割について研究しています。歴史史料の分析と戦中期に教育を受けた元保健師へのインタビュー調査を継続して行っています。現在は、協同組合による地域保健活動の検証が中心的なテーマです。
金城 絵利那 数学、複素解析 リーマン面のタイヒミュラー空間を研究しています。この空間には様々な計量(曲線の長さを測るもの)が定義されますが、私は主にタイヒミュラー計量とlength spectrum計量の位相的同値性について考察しています。
木水 千里 美学 パリで活躍したアメリカ人芸術家マン・レイを専門としていましたが、近年では研究対象を広げ、1930年代におけるフランスとアメリカの美術史の交差の諸相の解明に取り組んでいます。抽象表現主義が台頭する40年代の前段階として当時の両国の関係に着目し、ヨーロッパの芸術運動がアメリカに輸入される際の過程、その意図を明らかにします。
木村 祐子 教育社会学、医療社会学 子どもの不適応や逸脱が「発達障害」という診断で医療的に解釈され、支援されていることを社会学的に研究しています。発達障害児の支援現場では、障害の定義や支援方法が確立されておらず、誤診や多重診断、障害というレッテルに対する抵抗・拒否など多様な問題を抱えています。現在は、こうした問題が生じる背景や原因を当事者の語りに基づいて捉え直し、発達障害支援の制度的問題について検討しています。

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