平成29年3月22日(水)にお茶の水女子大学、芝浦工業大学の学生の計21名で、株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター(栃木)(以下ホンダ)に行ってきました。

参加者全員、従業員用の作業服と帽子を着用させて頂き、午前中は、企業の理念・組織・事業・ダイバーシティ推進の取組の説明、女性エンジニアとの懇談「女性エンジニアとのワイガヤ」、栃木プルービング・グラウンドの見学、午後は衝突安全試験の見学が行われました。

企業見学会 本田技術研究所に行ってきました

「女性エンジニアとのワイガヤ」では、技術開発の一線にある3人の女性エンジニアに、現在の業務、1日の流れ、仕事上これまで一番うれしかったことと一番つらかったこと、将来の目標や夢をお話頂いたあと、3グループを回ってラウンドテーブルトークをしていただきました。学生からは、仕事のやりがい、大学・大学院での専攻と入社後の業務の関係、困難な課題や状況への対処、上司や同僚との信頼関係づくり、ステップアップ、ライフイベント時の対応など活発に質疑、意見が交わされ、文字通り「ワイガヤ」となりました。

栃木プルービング・グラウンドの見学では、39種の試験走行コースを備えた広大な構内を、説明を伺いながらバスで回り、停車して降り立ったオーバルコースでは、実際の傾斜の高さに歓声をあげました。

企業見学会 本田技術研究所に行ってきました

衝突安全試験の見学では、VTRでホンダの安全に関する考え方と取組の説明を受けたあと、衝突実験棟に移動し、オフセット前面衝突試験を見せて頂きました。凄まじい衝撃と破壊に皆息を呑みました。こうした試験を通じて安全性を評価し、また、得られたデータを基に、衝突時のエネルギーを前方部で吸収し、双方の庫内の人の損傷を回避/最少化する構造の開発に結びつけていること等を知ることができました。車と人の衝突試験に用いる各種の歩行者ダミー人形も見せて頂きました。

午前午後にわたる密度の濃いプログラムに、参加者からは「貴重な体験ができた。」、「研究職に対してポジティブな気持ちがもてた」、「とても充実していた」、「会社の良さがよくわかった」、等の感想が寄せられ、たいへん好評でした。