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2021年8月29日(日)にオンラインにて「第1回中高生のための働き方講演会-中高生の未来を支える男女共同参画社会の実現を考えよう-」を開催いたしました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえ、オンラインでの開催となり、全国各地から多くの方々にご参加いただきました。
今回は中高生の皆さんに、男女が共に活躍する社会における働き方について考えていただくため、企業でご活躍されているお二方にご講演いただきました。講演後の質疑応答では、参加者はマイクを通して自分の言葉で講演者に直接質問を投げかけました。対面式のときと同様に講演者と質問者との間で活発なやりとりが行われました。


最初の講演は、村田弘樹様(キユーピー株式会社 中河原工場 総務課)『キユーピーでのユニークな働き方に関する制度について』というテーマでお話しいただきました。大学では理系に進み、現在はキユーピー株式会社中河原工場総務課でご活躍中の村田様からは、キユーピーを例にして働き方に関する企業の制度についてお話しいただきました。フレックスタイム制などの「働く時間」を調整できる制度や、配偶者が転勤した際に転勤地の近くの職場に異動できる制度などの「働く場所」を変えることができる制度があることを教えていただきました。ライフプランに合わせて柔軟に働き方を変えていける制度を活用していくことが、生活とのバランスをとりながら仕事を続けていくことに重要なのだと感じました。こういった制度は企業ごとに異なるので、自分はどのような働き方をしたいかをよく考え、どのような制度があるのか調べることが大切です。最後に村田様から『何のために勉強をしているのか分からなくなることもあると思いますが、将来の自分の選択肢を増やすために勉強を頑張ってください。自分が好きなことや大事にしたいことをみつけて、自分がどうなりたいかを考えてみてください。これからの社会を生きていく上での強みになると思います。』と将来について考える参加者の背中を押すメッセージをいただきました。

次の講演は、田村りつ子様(リコージャパン株式会社 ICT事業本部)『「ダイバーシティキャリア」を考える』というテーマでお話しいただきました。お茶の水女子大学の理学部生物学科に入学し、同大学で博士号を取得した田村様は、現在はリコージャパン株式会社でアプリケーションの開発などを行っています。大学で出会ったヒトデの研究に打ち込み、その後思い切って研究者ではない人生を選択した自分を振り返って、自分が中高生のときには想像もしなかったキャリアパスを歩んでいるとおっしゃっていました。田村様からの「100歳まで生きるとしたらどのような人生を想像しますか?」や「これまで嬉しかったことや悲しかったことは?」などの問いかけで、参加者も講演を通して一緒に自分のやりたいことや将来の働き方について考える時間をもてたのではないでしょうか。また、自分らしい働き方を実現するためには、苦手なことややりたくないことをしなくてはいけないこともありますが、自分の考え方のクセを把握して感情やモチベーションをコントロールすることが重要だというお話もありました。そして男女問わず、ほかの人と協力して働く上では、相手について理解を深め、お互いの苦手な分野を得意なことで補い合うことが大事だそうです。参加者の皆さんには自分の“原点”を探して自分らしい多様な働き方を模索してほしいということで、田村様からは自分らしい働き方を実現するためのヒントを沢山教えていただきました。

中高生のみなさんが働くことになるのは少し先の未来ですが、講演者のお二人からは自分がやりたいことをみつけてほしいというメッセージと、自分らしい働き方を実現するための制度や考え方を教えていただきました。自分がどのような働き方をしたいのか、どうやって実現することができるのか、参加者が少しずつでも考えるきっかけになったのではないでしょうか。


講演後の質疑応答では、参加者から働き方に関することから、大学での学びをどう仕事に活かしているのかといったような幅広い質問が寄せられ、将来の仕事内容や自分の働き方に関する疑問を解消する時間となりました。