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2023年10月1日(日)に「第1回 食べ物に関心のある人たち集まれセミナー ~ケーキを徹底解説~ 」を開催いたしました。

 

第1部「クイズ形式でケーキを徹底解説」は、お茶の水女子大学大学院 博士前期課程 2年の須賀 潮里さん(ライフサイエンス専攻 生命科学コース)、久保 慧さん(ライフサイエンス専攻 食品栄養科学コース)、栗谷 萌さん(ライフサイエンス専攻 食品栄養科学コース)の3名が務めました。

『ケーキに関するサイエンス』を題材に、調理・材料・栄養の3つの面からクイズが出題され、中学生のみなさんには全9問のクイズに3択形式で回答していただきました。ケーキがなぜ膨らむのか、ケーキ作りに用いられるチーズやチョコレートがどのように作られているか、そしてケーキに含まれる栄養素には何があるかなどといったクイズが出され、解説に加えて、多くの関連知識が取り上げられました。クイズによっては解答が分散する場面もあり、予想がつかなかったり、考えさせられる問題もあったようです。参加された中学生のみなさんにとって、ケーキを考えながら新しいサイエンスの知識に触れる機会になったのではないかと感じています。


 

続いて行われた第2部ミニ講義「ケーキをおいしくしてくれる油について知ろう」では、お茶の水女子大学 生活科学部 食物栄養学科 准教授の市 育代先生にご講義いただきました。

この講義では、油について、油脂の三大機能である「調理・栄養・調味」の観点からお話しいただきました。ケーキに使われるバターやショートニング、沖縄でよく食べられている「ちんすこう」に含まれるラードは脂質の種類が異なり、使用用途が異なるだけではなく、ケーキの食感を変えてくれることや、その科学的な理由やしくみについて説明していただきました。また、脂質の構成成分の一つである不飽和脂肪酸の生体における機能についてもご教授いただき、参加していただいた中学生や保護者の親御さんの脂質に対する考え方が変わったのではないかと思います。


 

最後にクイズを出題した大学院生が参加者の皆さまと共に、クイズの復習(振りかえり)をしました。質問もあり、セミナーで学んだ知識を再確認することができました。

今回のクイズとミニ講義が、参加者にとって、ケーキのサイエンスに興味を持ち理系分野を身近に感じるきっかけになれば幸いです。本セミナーが少しでも、中学生の皆さんの進路選択の参考になれば嬉しく思います。