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2019年11月17日(日)お茶の水女子大学に於いて、第19回リケジョ-未来シンポジウム「サイエンスの学びから将来の夢へ」を開催いたしました。天候にも恵まれ多くの皆様にご参加いただきました。

講演の部では、ニチバン株式会社 樋田朋子様、キリンホールディングス株式会社 辻有万里様、国立国会図書館 中島幸子様の三人の方々にご講演いただきました。

パネルディスカッションは本学附属小学校教諭田中千尋様(理科)にファシリテーターをお願いし、進行していただきました。

司会進行は本学理学部情報科学科3年の松本さんが担当いたしました。

講演の部

加藤美砂子本学副学長・教授、理系女性教育開発共同機構副機構長の開会の挨拶に続いて、皆様からご講演をいただきました。

(参加者へのメッセージは当日配付資料からの抜粋です)
()内は学生時代の在籍分野

樋田朋子様(生活科学)ニチバン株式会社埼玉工場生産技術開発課
『豊かで快適な生活を支えるものづくり』

参加者へのメッセージ
中学生の時、家庭科の授業をきっかけとして「豊かで快適な生活とは何だろう?」と疑問に思い始めました。中学・高校時は理系科目が大好きで漠然と勉強しておりましたが、その疑問を胸に大学では生活科学を専攻し、現在に至ります。仕事ではテープ製造・開発に携わっており、ものづくりの面白さもお話ししたいと思います。今持っている興味・関心を将来に繋げてみませんか。

辻 有万里様(情報科学) キリンホールディングス株式会社 経理部
『数字の力で社会貢献』

参加者へのメッセイージ
幼い頃から数学パズルが好きで、数字に対する感性を磨いてきました。大学で改めて数学の面白さを知り院進学を決めた頃、数字を用いて社会に貢献できる職に就きたいという思いから、会計を学び始めました。経理部で企業の数字と向き合うようになった今、数学を学んできたことの価値を身に染みて感じています。理系を選んだ先には、技術系職種に限らず様々なキャリアの選択肢があることをお伝えできればと思います。

中島 幸子様(生物学) 国立国会図書館 利用者サービス部 複写課
『日本最大の図書館-国立国会図書館で、理系も働いています。 』

参加者へのメッセージ
昆虫は苦手ですが、植物も動物も好きだった気持ちをそのままに、大学では生物学を選択し、修士まで進みました。本が好きという気持ちのままに、現在、日本唯一の納本図書館である国立国会図書館で働いています。たくさんの文系の方が活躍する中で、私が理系の知識を生かして、豊富な資料を前にどのような仕事をしてきたかを中心にお話しさせていただきます。大学進学や就職など、これからたくさんの選択肢に臨む皆さんにとっての、小さなきっかけとなれればと思っています。

パネルディスカッション・茶話会

パネルディスカッションは、田中千尋様の進行で質問票で出されたものやフロアからもいただきとても多くの質問がありましたが、パネリストの皆様には丁寧にお話いただけました。

終了後の茶話会では、お茶大ゴーフルを食べるなどしながら、さらに詳しいお話を伺うことができたようです。

ファシリテーター:田中千尋様

パネリストの皆様

パネルディスカッションの様子