2019年2月3日(日)お茶の水女子大学アカデミックプロダクション研究棟において、第3回micro:bit(マイクロビット)によるプログラミンク講習会を開催しました。小学4年生から中学2年生まで、保護者の方も含めご参加いただき、micro:bitの機能を引き出すプログラミングに熱心に取り組みました。今回の講習会のために、講師の電気通信大学柏木隆良先生がボードを自作し、参加者に提供されました。
参加者全員が、マイクロビットによるプログラミングは初めての体験でしたが、講習会の最後には、自作のプログラムについて発表を行うことが出来ました。
micro:bitについて
micro:bitはBBC(英国放送協会)が主体となって作っている教育向けマイコンボードで、ユーザーが動作をプログラミングできる25個のLEDと2個のボタンスイッチのほか、加速度センターと磁力センサー、ブルートゥース機能を搭載しています。イギリスでは11~12歳の子どもに無償で配付されており、全ての子どもがプログラミングを学ぶ環境が整い始めています。(講習会テキストより)
なお、2018年10月に、マイクロビット教育財団からMakeCodeの更新情報が提供されました。これまでの機能をさらに向上させるもので、本講習では最新のエディターを用いての講習を行いました。(Micro:bit Educational Foundationによる情報から)
マクロビットの日本への導入、STEM教育とプログラミングについてなど、導入の講義を行い実習に入りました。
サイエンスアシスタント(SA)2名も、プログラミングなどの質問に答えたり、一緒に考えたり参加者へのサポートをしっかり行っていました。
セミナーではノートパソコン、マイクロビット本体、サーボモーター接続ボード(自作)、テキスト等を参加者に提供しました。.マイクロビット本体は右の袋の中に入っています。
まずマイクロビットの機能についての説明です。
柏木先生の手に持っているものが、マイクロビットの本体です。いかに小さいかが分かります。
基本的なプログラミングについて学び、本体にプログラムをダウンロードしてLEDを光らせています。プログラムがきちんと動くかどうかもすぐに確かめられ、修正も簡単にできます。
画面で点灯させるLEDのデザインをプログラミング中。25個のブロックのどれを光らせるか、図で直感的に指定します。
サーボモーターを接続して動作させる実習
講習会後半は、いよいよサーボモーターをマイクロビットに接続して動かすことに挑戦しました。
サーボモーターをコントロールして表現する作品を制作しました。回転する角度、停止時間等を設定してさまざまな動きを楽しめるような作品になりました。
取り組んだ内容を、参加者に分かるように発表する時間も取りました。
最後は講師の柏木先生のオリジナルロボットの紹介がありました。マイクロビットでキャタピラーで動くロボットをコントロールできるようにしたものです。