活動の意味と教具の価値
本活動は、小学校1年生~3年生の重さ概念の素地を培うことをねらいとしています。
子どもたちは、日常生活や遊びの中で、「重い・軽い」の感覚を持っていますが、それを測定可能な「重さ」として数値化するまでには、ものの重さを比較する経験が必要です。公園でシーソーに乗ったり、野菜を買うときにその重さを手で感じて考えたりする経験が大切なのですが、現代社会では、その機会は非常に少なくなっています。すなわち、これまでは意図しなくても培われていた素地を学校教育のカリキュラムに計画的に入れていくことが重要となります。
このような素地を子ども一人ひとりが身につけて行くためには、自分の手で作業し、そこで得た疑問を解決し、また発展させていくことが大切です。その観点から、子ども一人ひとりの活動を保障するとともに、子ども同士の学びあいを促す必要があります。
上記の活動を支える教具として、重さの本質を表現するてんびんが有効です。中心点と棒と物を乗せる部分だけから構成されていて、重い方が下がるという単純なつくりが望ましいと考えられます。しかし、その単純なつくりを実現するには多くの工夫が必要です。また、児童が使うにあたっての安全性も考慮しなくてはいけません。これらの要求を満たすために、このてんびんを作成しました。
組み立て方法
天秤の組み立ては非常に簡単です。付属の六角レンチ(サイズ1.27)を用いて4か所のねじを止めるのみで組み立てられます。天秤の支点を目で簡単に確認できるように設計し、てんびんの仕組みを直感的に理解できるものにしました。なお、支点となる部位は、触ってもケガをしないように先端を適度に鈍らせてあり、全ての角に面取りを施しています。重さを比べるもの(文房具等)を入れるカゴは十分な大きさで、児童の手がカゴの中まで入りやすく(中のものを取り出しやすく)しました。
ご希望の学校には無償でお貸しいたします。部品は、専用の運搬ボックスに入れて、発送いたします。
天秤の組み立て方法と、実際に児童が天秤を使用している様子を、以下に記します。
本活動は、小学校1年生~3年生の重さ概念の素地を培うことをねらいとしています。
子どもたちは、日常生活や遊びの中で、「重い・軽い」の感覚を持っていますが、それを測定可能な「重さ」として数値化するまでには、ものの重さを比較する経験が必要です。公園でシーソーに乗ったり、野菜を買うときにその重さを手で感じて考えたりする経験が大切なのですが、現代社会では、その機会は非常に少なくなっています。すなわち、これまでは意図しなくても培われていた素地を学校教育のカリキュラムに計画的に入れていくことが重要となります。
このような素地を子ども一人ひとりが身につけて行くためには、自分の手で作業し、そこで得た疑問を解決し、また発展させていくことが大切です。その観点から、子ども一人ひとりの活動を保障するとともに、子ども同士の学びあいを促す必要があります。
上記の活動を支える教具として、重さの本質を表現するてんびんが有効です。中心点と棒と物を乗せる部分だけから構成されていて、重い方が下がるという単純なつくりが望ましいと考えられます。しかし、その単純なつくりを実現するには多くの工夫が必要です。また、児童が使うにあたっての安全性も考慮しなくてはいけません。これらの要求を満たすために、このてんびんを作成しました。
組み立て方法
天秤の組み立ては非常に簡単です。付属の六角レンチ(サイズ1.27)を用いて4か所のねじを止めるのみで組み立てられます。天秤の支点を目で簡単に確認できるように設計し、てんびんの仕組みを直感的に理解できるものにしました。なお、支点となる部位は、触ってもケガをしないように先端を適度に鈍らせてあり、全ての角に面取りを施しています。重さを比べるもの(文房具等)を入れるカゴは十分な大きさで、児童の手がカゴの中まで入りやすく(中のものを取り出しやすく)しました。
ご希望の学校には無償でお貸しいたします。部品は、専用の運搬ボックスに入れて、発送いたします。
天秤の組み立て方法と、実際に児童が天秤を使用している様子を、以下に記します。
学習指導案(PDF)はこちらからダウンロードできます。
お申し込み方法
下にあります「天秤実習キット借用申込書」にご記入の上、メールに添付して下記アドレス(理系女性育成啓発研究所事務局)までお送りください。メールの件名は「借用申し込み:天秤実習キット」としてください。
ocha-cos-office@cc.ocha.ac.jp
「天秤実習キット借用申込書pdf」
「天秤実習キット借用申込書word」