2019年7月27日(土)リケジョ-未来シンポジウム@Miyazakiをニューウェルシティ宮崎(宮崎市)で開催いたしました。好天に恵まれ、非常に多くの女子中学生・高校生はじめ、先生方保護者の皆様にご参加いただきました。ご講演は宮崎大学農学部附属動物病院 水谷祐子様、宮崎大学医学部 門脇寿枝様のお二人でした。パネルディスカッションのファシリテーターは宮崎大学教育学部八ツ橋寛子様でした。
講演者のお二人からは、それぞれ現在のお仕事や研究についてとても丁寧にお話しいただきました。
また、本学在学中で宮崎出身の島さんに、当日の進行を担当していただきました。
なお、今回は桜蔭会宮崎支部の方のご後援もいただくことができました。
講演の部
加藤美砂子副学長・副機構長の開会の挨拶の後、お二人からお話をいただきました。
(参加者へのメッセージは当日配付資料からの抜粋です。)
水谷 祐子様 宮崎大学 農学部附属動物病院 特別助教
『 獣医師になるまでの道のり 』
参加者へのメッセージ
まだ将来したいことが見つからず、文系か理系か悩んでいる人も多いと思います。しかし、選択に早い遅いはありません。私は獣医学科に入学して、理転してきた人や仕事をやめて一念発起してきた人など、いろいろな人生の方と出会いました。まずは、こういうことしてみたいな、くらいからでいいんです。そんなちょっとしたことが原動力になってくれます。今回、私がお話しするこれまでの経験が皆様の何かのきっかけになれば幸いです。
門脇 寿枝様 宮崎大学医学部 機能生化学分野 学部准教授
『私たちの体のミクロの世界を知る旅 』
参加者へのメッセージ
幼少の頃から、虫の動きや草花の形などに疑問を持つことが多く、中学の理科で実験に触れ、高校の生物で生き物のしくみを学ぶうちに、自然の中の不思議を解き明かすのは科学者であることを知りました。大学で生物学科に進学し、初めての研究テーマに取り組んだ時のワクワク感は忘れられません。大学院で進路について考えた時、自分の体の中で行われていることを突き止めたい!という思いで、研究者の道を選びました。「なぜだろう?」と知りたい気持ちが研究者の原動力です。私の経験が皆さんの将来を考える上で何かのきっかけになれば嬉しいです。
理系女性教育開発共同機構から
加々美勝久
・応援メッセージビデオの放映
7月13日に本学でご講演いただいた、田村りつ子様と小川未真様から宮崎での参加者に応援ビデオメッセージをいただき、放映しました。
島さんからは直接お話ししていただきました。
・これまでのリケジョ-未来シンポジウムの質疑応答なども紹介させていただきました。
パネルディスカッション及び茶話会
パネルディスカッションは八ツ橋様の進行で、提出された質問票や会場からの質問について、パネリストの方々から丁寧に回答していただき、参加者の皆様には大変参考になったようです。
茶話会は円卓を囲んで、講師の方々や島さん・補助していただいた宮崎大学の学生さん二人も加わっていただきそれぞれのテーブルでさらに熱心にお話ができたようです。