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2019年10月6日(日)鳥取県米子市米子コンベンションセンター第7会議室においてリケジョ-未来シンポジウム@Tottoriを開催いたしました。当日は天候に恵まれ秋を感じさせる良い天気でした。中高生の参加と共に、桜蔭会鳥取支部の皆様、教育関係者の皆様にご参加いただくことができました。ご講演は、アクセンチュア株式会社Technology本城のぞみ様、カルビー株式会社備本梨加様、神戸市立工業高等専門学校吉村弥子様にお願いいたしました。茶話会のファシリテーターは鳥取県立米子高等学校の倉光博史様にお願いいたしました。

講演の部

お茶の水女子大学副学長・教授加藤美砂子副機構長の開会の挨拶の後、3人の講師の方々からお話をいただきました。

()内は学生時代の在籍分野
(参加者へのメッセージは当日配付資料からの抜粋です。)

本城のぞみ様(人間・環境科学)アクセンチュア株式会社 Technology

『将来就く職業っていつ決めるの?』

参加者へのメッセージ
大学では建築の勉強、大学~大学院は照明の研究を行い、現在はITコンサルタントという職業についています。様々なことに興味があり、将来の夢は新しいことを知るたびに変化し続けています。大学卒業時でさえ、今の仕事につくとは決めておらず、やりたいことがたくさんありました。知らなかった学問・仕事に出会ったとき、やりたいことを選ぶために私が大切にしていることが、少しでも皆さんのお役に立つことができれば幸いです。

備本 梨加様(食物栄養学) カルビー株式会社 京都工場 生産支援課
『未来への道も理系から?』

参加者へのメッセージ
皆さんは、どんなことをしている時が楽しいですか。誰のようになりたいですか。私は、中学1年生の時に掲げた管理栄養士になりたいな、という目標の最短距離が理系に進むことでした。大きい夢でも、小さな目標でも、掲げているゴールへの近道は、まず理系に進むことかもしれません。自分の考えとは別の才能や特質が、勉強するうちにみつかり、仕事に役立つ可能性は大いにあります。一緒に、なりたい自分を思い描いてみませんか。

吉村 弥子さん(数学) 神戸市立工業高等専門学校 一般科 准教授
『理系は“お得”?』

参加者へのメッセージ
「理系です!」と言うと、オタク・理屈っぽい・変わってる・面倒くさい…などと言われることがよくあります。しかし、それを理由に理系に進むことをためらうとしたらもったいないです。また、理系は最先端のカッコイイ仕事ばかりで、普通の無難な生き方には合わないということもありません。“理系の中の文系”とも言われる数学目線での理系、工学分野から見えるリケジョの世界、色々な選択肢から自分の目指す生き方を探してみてはいかがでしょうか。

茶話会

鳥取県立米子高校数学科教諭の倉光博史様に進行していただき、講演者と参加者とがお茶を飲みながら懇談できました。