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平成29年9月17日(日)に第7回リケジョ-未来シンポジウム「サイエンスの学びから将来の夢へ」をお茶の水女子大学において開催いたしました。会場は有形登録文化財である大学本館3階で、徽音堂(きいんどう)(やはり有形登録文化財)のある建物です。台風の接近も心配されましたが、14時に開会し、17時までに茶話会を終了できました。天候の関係もあり当日欠席の方もありましたが、多数の方にご参加いただきました。ご講演は、筑波大学下田臨海実験センター助教柴小菊様、日本ユニシス佐藤春菜様、岩手医科大学医学部助教・附属病院認定遺伝カウンセラー山本佳世乃様の3人の方々にお願いいたしました。第2部パネルディスカッションでは、お茶の水女子大学附属小学校教諭冨田京子様にファシリテーターとして進めていただきました。

司会進行の永井伽奈さん

会場の様子

開会挨拶加藤美砂子機構長

講演中の柴小菊様

柴小菊様は「海の中のミクロの世界 -鞭毛と繊毛」と題してご講演いただきました。専門的な内容をとても分かりやすく映像を交えてお話しいただき、参加者はとても興味を持ち引き込まれるご講演でした。海の生き物から学ぶことが出来るさまざまな研究についても紹介があり、生き物の持つ多様性に興味を持って学ぶ動機付けになったようです。

講演中の佐藤春菜様

佐藤春菜様は「自分の技術を愛を持って語ろう」と題して、ご講演いただきました。
理系出身でSEとして働くということをはじめ、身近な生活に見られるシステムを製作し運用している具体的なお話しをうかがえました。また、数学の重要性や基礎の勉強の重要性について強調されていたことはとても印象に残りました。10,000時間の法則についてのお話しは参加者に興味深く受け止められていました。

講演中の山本佳世乃様

山本佳世乃様は「紆余曲折でも大丈夫 -理系からカウンセリングまで-」と題してご講演いただきました。遺伝カウンセラーになるまでになりたいと希望した職業などについてもお話しいただき、自分の適性を判断していった経過などについて詳しくお話しいただきました。また、遺伝カウンセラーとしての具体的な仕事内容は参加者にとって初めて知ることも多かったようです。理系で学んで遺伝カウンセラーになったことで、事象を説明するときにもデータを理解して進めることが出来ているとのことでした。

<パネルディスカッション>
第2部は講演者の方々3名をパネリストとしお茶の水女子大学附属小学校教諭冨田京子様にファシリテーターをお願いして、進めていただきました。パネルディスカッション開始までにいただいた質問紙をもとに、参加者からの率直な質問や、パネリストからの忌憚のない回答などのやりとりがありました。

<茶話会>
シンポジウム終了後の茶話会は、天候も心配されたため2グループでテーブルを囲んで行いました。本学SA(サイエンスアシスタント)の学生も加わり、それぞれのテーブルでは個別相談も含めかなり深い話し合いになっていました。

パネルディスカッションの様子

茶話会の様子Ⅰ

茶話会の様子Ⅱ

(最終更新日 2017.9.25)