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第13回 先端科学セミナー

光合成をする小さな生き物の

今回のテーマは「光合成」です。「光合成」とは何ですか?と聞かれたら、皆さんはどのように答えるでしょうか。植物が「光合成」を行うことはよく知られていますが、正確に「光合成」のしくみを説明するのは、とても難しいのではないかと思います。このセミナーでは中学や高校の教科書に記載されている植物の光合成のしくみを復習しながら、大きな植物だけでなく、小さな微細藻類と呼ばれる生き物の光合成の秘密を紹介します。光合成に興味がある人、植物に興味がある人、小さな生き物に興味のある人、学び直しの保護者の方、中高で光合成を教えている教員の方、等々、女子中高生だけでなく一般の方のご参加も歓迎します。

保護者・教員の皆様へ
今回のテーマである「光合成」は小学校から高校までの理科で学ぶ植物特有の反応です。教科書で学んだ「光合成」の延長線上には、どのような研究が展開されているのでしょうか。教科書の世界から、研究の世界に足を踏み入れ、研究の面白さを紹介します。また、光合成を行うのは陸上の植物だけではありません。「小さな生き物」を知ることで、生物学への興味を喚起します。中高生だけでなく、学び直しの保護者の方や「光合成」を教えている教員の方のご参加もお待ちしています

 


開催概要案内チラシ(PDF)

開催概要

開催日時 2023年6月11日(日)14時~15時30分
開催方法 対面とオンラインのハイブリッド開催
*感染拡大の状況によっては全面オンラインに変更となる場合もあります。
場所 (対面)お茶の水女子大学 国際交流留学生プラザ2F 多目的ホール
※東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩7分
主催 お茶の水女子大学 理系女性育成啓発研究所
対象 女子中学生・高校生、保護者、教員
参加費 無料
申込方法 終了しました。
参加申込締切 6月8日(木)

 

プログラム

◇講演・質疑応答

講師:福澤 秀哉(京都大学名誉教授(生命科学研究科研究員))

皆さんは、田んぼや沼地の水が、お抹茶のような緑色に見えたことはありますか。そこには多くの植物プランクトンが観察できます。彼らは、太陽の光エネルギーを使って光合成をして、二酸化炭素からデンプンだけでなく酸素を作り、地球の生態系を支えています。二酸化炭素は地球温暖化の要因の1つですが、今の空気中には0.04%しか含まれていません。つまり、光合成をする生物にとっては、自分の「栄養」となる二酸化炭素が不足する環境で生活しなくてはいけないので、彼らは光合成を維持するいろんな工夫をしています。栄養がなくなると生き物は、場合によっては死んでしまいますが、そうならないように、生物はいろんな工夫をしています。ここでは、葉緑体で光合成をしながら水中を遊泳するクラミドモナス(和名はコナミドリムシ)を例にとり、様々な環境で光合成を続けて生きる、生物の巧みなしくみについてお話しします。

司会:加藤美砂子(お茶の水女子大学 理系女性育成啓発研究所 所長

 

注)状況によっては全面オンライン開催に変更させていただく場合があります。予めご了承ください。

※参加申し込み頂いた方には、Zoom接続先情報等をメールにてお送り致します。
 本研究所からのメールを受け取れるようにしておいて下さい。

※セミナー終了後 アンケートに回答していただきます。

対面でご参加の方へ

・会場は窓等を開けて常時換気いたします。
・受付に手指消毒剤と体温計を配置しています。
・会場内では水分補給以外の食事は禁止いたします。
・当日体調の悪い方はZoomにてご参加ください。

お問い合わせ

お茶の水女子大学 理系女性育成啓発研究所
国立大学法人 お茶の水女子大学
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
E-mail : ocha-cos-officeアットマークcc.ocha.ac.jp (アットマークを@に書き換えて下さい。)
TEL:03-5978-5825
FAX:03-5978-2650