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2020年2月9日(日)お茶の水女子大学アカデミックプロダクション研究棟で、第4回micro:bitによるプログラミング講習会を開催いたしました。講師は神奈川工科大学・東京工芸大学の柏木隆良先生です。
毎回初心者を対象とした講習会ですが、今回は「マイコンとセンサで科学研究にチャレンジ」と柏木先生の開発した科学研究用拡張ボード「SCIENCE:bit」の活用を最終ゴールとしました。

柏木隆良講師

第1部は、柏木先生が開発した、micro:bitのLEDでカタカナとひらがなを表示できるプログラムで、電子ネームプレートに挑戦しました。これは、micro:bitのブロックツールボックスにKANAを追加し表示できるようにするものです。Windows10での動作になります。

ブロックツールボックスのExtentionにgithub.com/zobclub/kana-microbitからkanaを追加します。ブロックツールボックスに「あKANA」が表示されます。
①KANAから「show KANA」ブロックを出し「forever」に配置
②日本語入力にし、入力スペースに全角で入力後「F7」でカタカナ(F6でひらがな)
これをmicro:bitにダウンロードし実行すると、一文字ずつLEDに表示されます。
(詳細はテキストを参照してください。)
これまでは、英数字のみの表示でしたので、画期的な機能です。
参加者は、自分の名前がLEDの組み合わせで、カタカナやひらがなで表示され流れていくのを楽しみました。

第2部は、micro:bitに柏木先生自作の科学研究用拡張ボード「SCIENCE:bit」を装着しての、おそらく日本で初めての実習です。
次の2つを試みました。
①日時の設定とLCDへの表示
②環境センサBME280をボードに取り付け、気圧と気温の測定

micro:bitにSCIENCE:bitを装着した状態

「SCIENCE:bit」は、柏木先生が関わっている日本学生科学賞(読売新聞社主催)への参加作品の実態から必要性を感じ、開発されたとのことです。
ボードには電池ボックスも装備されているので、プログラムをダウンロード後は、パソコンからUSBケーブルをはずし、自由に高さを変え、気圧の変化を確かめていました。(BME280は1000分の1hPaまで測定可能)