2016年5月14日 13:30-16:40

中林 美恵子氏

[早稲田大学 グローバル・リーダーシップ・プログラム アソシエイトディレクター、留学センター 准教授]

「グローバル社会では女性のリーダーシップが必要だ」

 

講義は「女性が働くということ」についての問いかけから始まりました。女性が働くことには複合的な理由があるからこそ、整理する必要があることを確認し、本題に入りました。

まず、国際ランキング(国際競争力と女性活躍)における日本の立ち位置を俯瞰し、日本の女性活躍を阻む要因を分析しました。その上で、「日本のランキングを上げるにはどうしたらよいのか?」グループに分かれてディスカッションを行い、意見を述べ合いました。

次に日本の抱える問題について、政府の債務残高やGDPのデータから、今後の懸案事項の検証を洗い出しました。懸案事項を打開していくために、多様な価値観を持ったグローバル人材の育成が急がれており、グローバルに活躍するためのスタンダード「10の習慣」について学びました。女性労働の現状や政治参加について多くのデータを知ることで、世界の中の日本を考え、女性のリーダーシップの必要性を考える契機となりました。

塾生からは「今まで自社の中で近視眼的になってしまっていたのですが、世界における日本の位置付け、国家の課題を認識する貴重な機会となりました」「女性活躍を企業の取組の側面からは考えていましたが、政治参画の側面ではまり考えたことがなかったため、興味深く受講できました」などの感想がよせられました。

(文責:徽音塾事務局 林)

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