講座案内

  • HOME »
  • 講座案内

2023年度講座情報

講義時間13:30~15:00、15:10~16:40(共通)

2023年度は女性のエンパワーメントとリーダーシップ講座(6科目)、お茶大プロフェッショナルレクチャー(6科目)、ビジネス講座(6科目)を開講します。

E
01
①5月13日(土)「自分らしく生きる -キャリアもプライベートも自分で選択する-」
木村 恵子 [朝日新聞出版AERA編集部 編集長]

【プロフィール】1975年、福井県生まれ。1999年、一橋大学社会学部卒業、朝日新聞社入社。新潟支局、千葉支局で、警察や県政などの取材を担当。2004年、AERA編集部。女性の生き方、格差問題、働き方などをテーマに取材をするほか表紙担当などを続ける。第1子出産後、2014年に副編集長に。第2子出産後、2018年にジュニアエラ編集長兼務。その後、AERA with Kids編集長も兼務。2022年4月からAERA編集長。


【講義内容】女性がキャリアを築くうえで大事なこと、キャリアだけでなく自分のライフプランとどう両立させていくか、その時々で自分で選択し、自分で満足いく、楽しめる道を選んでいくために何が大事かを一緒に考えたいと思います。私自身の経験や選択のたびに迷ってきたことを一例として、女性がライフプランやキャリアプランを考えるうえでの参考にしてください。女性が二の足を踏むことが多いとされる管理職を選択することの楽しさや意義も伝えたいと思います。
[キーワード]仕事と家庭の両立、女性の働き方、ライフプラン、キャリアプラン、女性管理職

E
02
②5月20日(土)「リーダーシップ、社会、そして私―ジェンダーと文化の視点で見えてくるもの」
岡村 利恵 [お茶の水女子大学 グローバルリーダーシップ研究所 特任講師]

【プロフィール】お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。博士(社会科学)。2019年より現職。専門社会調査士。科研費若手研究「女性管理職はいかにして育つのか:職場環境・家族関係・リーダーシップ教育からの検討」(2020-2023)研究代表。著書に『キャリア・デザインと子育て―首都圏女性の調査から』(共著)など。


【講義内容】私たちが2019年に行った国内の女性管理職を対象とした調査によると、回答者の約8割が学生時代にリーダーシップを学んだ経験がないということがわかりました。リーダーシップは個人の才能ではなく、誰もが学ぶことによって習得可能であるという考えは決して新しいものでありませんが、実際はあまりよく知られていません。本講義では女性の視点でリーダーシップを捉え、リーダーシップに関する様々な研究を紹介しながら、塾生のリーダーシップ開発を目指します。
[キーワード]リーダーシップ、ジェンダー、ダイバーシティ、文化、ケア役割

E
03
③5月27日(土)「多様なメンバーの持ち味を引き出すチームをどう作るか」
辰巳 哲子 [リクルートワークス研究所 主任研究員]

【プロフィール】研究領域は、キャリア形成、大人の学び、学校の機能。『分断されたキャリア教育をつなぐ。』『社会リーダーの創造』『社会人の学習意欲を高める』『「創造する」大人の学びモデル』『生き生き働くを科学する』『人が集まる意味を問いなおす』を発行。株式会社リクルート入社後、組織人事のコンサルティング(企業理念の浸透、組織活性化)に従事した後、社会人向けのキャリア研修の開発を行う。2003年4月より現職。博士(社会科学)。


【講義内容】先の見えない時代においては、多様な人の持つ視点や能力をチーム運営に生かしていくことが必要になります。しかし、調査結果からは、自分の持ち味を引き出されていないと感じている人が多くいることもわかっています。どのようにして、メンバー1人ひとりの持ち味を引き出しながら、強いチームを創ればよいのか。それにはリーダー自身に知性の発達が求められます。講義では「大人の学び」や「組織論」をベースにしながら、どのように他者の持ち味を引き出せるチームを創ればよいのか。参加者間の意見交換を通じて考えます。[キーワード]アダプティブリーダーシップ、大人の学び、知的謙虚さ、持ち味、知性の発達、学習する組織

E
04
④6月3日(土)「女なら誰でもいいのか?:女性がリーダーになると何が変わるか」
上野 千鶴子[東京大学名誉教授 認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長]

【プロフィール】京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士。平安女学院短期大学助教授、シカゴ大学人類学部客員研究員、京都精華大学助教授、ボン大学客員教授、コロンビア大学客員教授、メキシコ大学院大学客員教授等を経る。1993年東京大学文学部助教授、1995年同人文社会系研究科教授。2012年立命館大学特別招聘教授。元学術会議会員。専門は女性学・ジェンダー研究。高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。著書多数。


【講義内容】今日「あらゆる分野への男女共同参画」は国策であり、これに反対する者は誰もいない。だが女なら誰でもいいのか?女性リーダーのなかには男性集団への過剰同一化を示す者もいることは実証されている。女性リーダーを増やすのは何のためか? 女性がリーダーに増えると何が変わるのか……を考えてみたい。[キーワード]女性リーダー、過少代表性、過剰同一化、QUOTA

<特別講演(対面のみ 13:30~15:00)> 
※通常の講座と申込方法が異なります。詳しくはこちら

E
05
⑤6月17日(土)「ピンチをチャンスに! 私の出産後のキャリア形成」
小西 雅子[東京ガス株式会社 執行役員 法人営業本部長]

【プロフィール】1988年お茶の水女子大学家政学部食物学科を卒業し、東京ガスに入社。育児休暇中に論文博士号を取得し、「ためしてガッテン」など多数のマスコミで食の情報発信をしつつ、服部栄養専門学校他で非常勤講師や、食関連の学会で理事を兼務。食分野の仕事に20年間強従事した後、プロモーションマネージャー、人事総務マネージャーを経て、50歳で営業職場に。現在は、執行役員・法人営業本部長。


【講義内容】出産後に仕事と家庭を両立しようとすると、様々な悩みが生まれ、次々と壁に突き当たりますが、ピンチをチャンスに変えるよう発想を転換してみませんか。振り返れば、私は、出産前後の苦しい経験を乗り越えたことが、その後のキャリアに繋がりました。研究職をスタートに現在の営業統括職まで、自分のつよみを活かしながら、周囲の人から支援してもらえる環境を作るために心掛け、実践してきたことを、<思考編:自分のつよみを理解する><アクション編:仕事との向き合い方>として皆さんと共有します。[キーワード]出産、キャリア形成、つよみ

E
06
⑥6月24日(土)「変化する時代に、私らしいしなやかなキャリアを」
島津 めぐみ[富士通株式会社 執行役員SEVP グローバルソリューションビジネスグループ長]

【プロフィール】1987年お茶の水女子大学家政学部家庭経営学科を卒業し、富士通に入社。システムエンジニアを中心にキャリアを積み、2016年より同社執行役員。現在はグローバルソリューション・サービスデリバリ責任者として英国に滞在中。米国・英国への駐在経験から、ダイバーシティ&インクルージョンに富んだリーダーシップとチーム形成を重視しており、社内外での女性リーダーシップ育成にも積極的に参加。


【講義内容】日本社会における女性活躍の場は広がってきました。それでも世界に目を向けると、女性活躍度・ダイバーシティともに日本のまだまだ先をいっています。またこれからは、サステナビリティへの関心の高まり、デジタル技術の革新、働き方の多様化に代表されるような、ますます加速する社会の変化とも合わせ、自身のキャリアを選択し構築していくことの重要度も高まっています。IT業界における経験を共有しながら、しなやかなキャリアをどのように描くか、みなさんと考えてみたいと思います。[キーワード]技術、マネジメント、修羅場と成功体験、過去と未来、ダイバーシティ&インクルージョン

P
01
⑦7月1日(土)SDGsについて学ぶ ③⑫⑬「私たちと地球の健康 ~食から地球環境を考えてみよう~」
赤松 利恵[お茶の水女子大学 副学長(広報・学術情報担当)附属図書館長 基幹研究院自然科学系教授]

【プロフィール】大学生活科学部食物栄養学科にて、栄養教育論、栄養カウンセリング論等を担当。行動科学を用いた栄養教育の実践に向けて、食行動の変容に関する研究を行っている。国の検討会委員も多数行っており、2021年厚生労働省「自然に健康になれる持続可能な食環境づくりの推進に向けた検討会」委員、2022年から「健康的で持続可能な食環境戦略イニシアチブ」委員を務めている。


【講義内容】食品ロス削減への取組が注目され、飲食店では、残さず食べましょうと呼びかける自治体も出ています。しかし、飲食店で提供される一食あたりのエネルギー量は適正量を超えているという報告があり、もし、残さず食べると多くの者が食べ過ぎになります。また、私たちの健康にとって良いとされる栄養バランスのとれた食事でも、使われる食品によって環境負荷が異なります。この講義では、私たちの健康と地球環境の課題解決に向けて、私たちに何ができるかを、一緒に考えます。[キーワード]健康、食ロス、飲食店、健康教育

P
02
⑧7月8日(土)SDGsについて学ぶ ③⑦「ジェンダード・イノベーションのすすめ ~多様性を包摂する社会の実現を目指して~」
佐々木 成江[お茶の水女子大学 ジェンダード・イノベーション研究所 特任教授]

【プロフィール】1993年お茶の水女子大学理学部卒。95年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。98年同大学院博士課程修了。博士(理学)。お茶の水女子大学にてポスドク、理学部助手、特任講師を経て、07年に名古屋大学男女共同参画室特任准教授。10年に同大学大学院理学研究科准教授。19年に、クロスアポイントメントにてお茶の水女子大学准教授および学長補佐を兼務し、ジェンダード・イノベーション研究所の設立に関わる。22年より、現職。


【講義内容】科学技術分野における研究や技術開発は、男性を対象または基準として進められることが多く、性差が見過ごされがちでした。しかし近年、欧米において研究や技術開発のデザインに積極的に性差(セックス/ジェンダー)分析を組み込むことで新しい発見やイノベーションを目指す「ジェンダード・イノベーション」が広まってきています。そして、日本でも、2022年4月にお茶の水女子大学にジェンダード・イノベーション研究所が設立されました。本講義では、国内外におけるジェンダード・イノベーションに関する具体的な事例や研究所の紹介を行います。

P
03
⑨7月15日(土)SDGsについて学ぶ ⑬⑭⑮「生物の“多様性”から考える理想の未来像」<ハイブリッド(対面・オンライン)>
嶌田 智[お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系 教授]

【プロフィール】北海道大学大学院理学研究科生物科学専攻博士課程修了。博士(理学)。北海道大学創成科学共同研究機構・助教を経て、2008年よりお茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科・准教授、2019年4月より現職。マリモや“海の森”の系統分類学、保全生態学、環境適応分子進化学に関する研究を進めている。現在、環境省希少野生動植物種保存推進委員、レッドリスト分科会委員として、絶滅危惧種のカテゴリー選定などをおこなっている。


【講義内容】地球上には約1000万種の生物種が生息しており、そのうち4万種が絶滅危惧種に指定されています。これら絶滅危惧種を保全するために生育環境の保全が必要ですが、絶滅危惧種はここ20年で4倍にも増加しました。本講義では、生物多様性と直近の経済活動とのバランスをどうすべきかを議論します。また、多様な生物種がもつ多様な性のかたちや性スペクトラムについて概説し、“多様性”をキーワードに理想の未来像を考えます。[キーワード]生物多様性、多様な性のかたち、絶滅危惧種、マリモ、性スペクトラム

P
04
⑩7月22日(土)SDGsについて学ぶ ①③⑩「『貧困とは何か?』を考えてみる」
三宅 雄大 [お茶の水女子大学 基幹研究院 人間科学系 助教]

【プロフィール】2018年に首都大学東京(現東京都立大学)人文科学研究科の博士後期課程を修了(博士:社会福祉学)。立教大学コミュニティ福祉学部助教を経て、2021年より現職。専門分野:社会政策、社会保障、社会扶助。とりわけ、生活保護世帯における大学等就学に焦点化した制度研究・調査研究を行っている。


【講義内容】SDGsの掲げる17の目標には、気候変動やジェンダー平等に関する目標と並んで、貧困問題に関する目標―「あらゆる場所あらゆる形態の貧困を終わらせる」(Goal 1)―が含まれています。それでは、ここで「終わらせる」対象とされている「貧困」とは何なのでしょうか?この講義では、そもそも「貧困とは何か?」という問いを起点に、現代日本という文脈における貧困問題と社会保障(とりわけ社会扶助)の在り方について考えてみたいと思います。[キーワード]貧困、低所得、社会保障、社会福祉、生活保護

B
01
⑪8月19日(土)・8月26日(土)「新規事業開発に効く! イノベーション創出の知識と視点」
鹿住 倫世[専修大学 商学部 教授]

【プロフィール】お茶の水女子大学家政学部卒業後、特殊法人中小企業事業団(現・(独)中小企業基盤整備機構)に入職。在職中、法政大学大学院経営学専攻修士課程修了。修士(経営学)。高千穂大学教授を経て2010年4月より現職。博士(学術)(早稲田大学)。最近は、女性起業家の研究を続けている。
専門分野:アントレプレナーシップ、中小企業経営、創業支援


【講義内容】激変する環境下にある現代の企業や組織において、課題を解決し付加価値を生み出すイノベーション創出は不可欠です。イノベーション創出は、リーダーが知っておくべき知識であると同時に、セカンドキャリアとして起業する際にも役立つ知識です。本講座では、イノベーションの本質や創出のための視点、組織運営、起業家活動について、講義とグループワークを通じて学びます。[キーワード]イノベーション、アントレプレナーシップ、新規事業開発、新製品開発、起業

P
05
⑫9月2日(土)SDGsについて学ぶ ③⑤⑩「〈健康〉と〈病い〉から読み解く近現代社会の課題」
宝月 理恵[お茶の水女子大学 グローバルリーダーシップ研究所 特任講師]

【プロフィール】2008年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(社会科学)。シカゴ大学人類学部客員研究員、お茶の水女子大学リーダーシップ養成教育研究センター(現グローバルリーダーシップ研究所)特任講師を経て現職。専門分野:医療社会学、近代衛生史


【講義内容】新型コロナウイルスの世界的大流行は、さまざまな社会問題に光を当てる契機となりました。「健康」や「病い」は単に医学的、生理学的な現象に還元・限定されるものではなく、私たちの生きる時代や文化の規範・慣習と深く結びついた社会現象の一つとして捉えることができます。本講座ではSDGsの目標3・5を念頭に置きつつ、誰もが当事者たり得る「健康」や「病い」を導きの糸として、近現代社会におけるジェンダーや健康格差等について具体的に考え、議論する機会にしたいと思います。[キーワード]健康、感染症、衛生、ジェンダー、格差

P
06
⑬9月9日(土)SDGsについて学ぶ ⑦⑪⑫「グローバル資本主義とホームとしての地球(グローブ)」
水野 勲[お茶の水女子大学 基幹研究院 人間科学系 教授]

【プロフィール】能登半島の小さな町で高校時代まで過ごしました。大学は工学部化学工学科、理学部地理学科を両方卒業し、現在の専門は経済地理学です。子供時代の地図帳の熟読から、地形図の読解、そして地図をもって町を歩くなどしつつ、資本主義の経済システムが地理的不均等を拡大させる過程を考察してきました。実家の裏山を越えると、そこには原発があり、私の頭は地球史の検討に向かいます。


【講義内容】SDGsで掲げられた現代世界の難問は、エコノミー(経済)、エコロジー(生態)、エクメーネ(住処)の関係の再定義なしには、解決できないように思われます。2011年に日本で起きた原発の過酷事故は、これら3つの概念を問い直す良い練習問題となっています。グローバルな関心とグローブそれ自体への関心を区別しつつ、SDGsの課題を考えます。[キーワード]エクメーネ、原発事故、多様な経済、地球史

B
02
⑭10月21日(土)・10月28日(土)「文字・声・画像が創り出す印象とコミュニケーションへの応用」
内藤 章江[お茶の水女子大学 生活科学部 学部教育研究協力員]

【プロフィール】衣服・着用者・着用場面の相互関係が着用者自身や周囲に与える心理的・生理的影響に関する研究、「服育」に応用可能な教育ツールの開発に取り組む。著書に「装いの心理と行動」(共著)、「生活の色彩学」(共著)など。専門分野:被服心理学、被服意匠・色彩学


【講義内容】情報発信の方法やコミュニケーションのスタイルは、インターネットやSNSの普及によって多様化・複雑化の一途をたどっています。情報発信の方法として文字や声、画像(写真や映像など)はいつの時代においても活用されていますが、これらはどのような印象を創り出しているのでしょうか。本講義では、情報発信・表現方法としての文字・声・画像が創り出す印象を理解し、それらをコミュニケーションや自己表現にどう応用できるのか、グループワークを通じて学びます。[キーワード]情報発信、表現方法、印象形成、コミュニケーション、自己表現

B
03
⑮11月4日(土)・11月11日(土)「マーケティング入門」
神原 理[専修大学 商学部 教授]

【プロフィール】1995年兵庫県立大学大学院経営学研究科博士課程修了、同校助手、講師を経て、2000年4月より専修大学に勤務。専門分野:サービス・マーケティング、商品研究


【講義内容】マーケティングとは、顧客に商品やサービスを売るための「仕組みづくり(商品開発、価格設定、プロモーション、流通ルート)」をいいます。顧客という「見知らぬ他者への思い」を巡らせながら、彼らが喜んで買ってくれる商品やサービスのあり方について、ワークショップ形式で議論していきます。準備するものは「他者への好奇心」と「遊びゴコロ」だけです。[キーワード]マーケティングの基礎理論、マーケティング・リサーチ、商品コンセプト、商品アイデア発想法

B
04
⑯11月18日(土)・11月25日(土)「いちばんやさしい脱炭素社会 ~カーボンニュートラルの最前線~」
松田 有希[株式会社テクノバ エネルギー研究部 主任]

【プロフィール】お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修士課程修了。化学メーカーでリチウムイオン電池用途などの材料開発に従事した経験を活かし、テクノバでは電池技術を中心に先端技術調査を担当。著書に『いちばんやさしい脱炭素社会の教本-人気講師が教えるカーボンニュートラルの最前線』(共著、インプレス)。


【講義内容】最近ではニュースで「脱炭素」という言葉を聞かない日はありません。2050年までに日本の温室効果ガスを実質ゼロとする方針が表明されて以降、一気に脱炭素化への流れが加速しました。国や地方自治体、企業では脱炭素化に向けた取り組みが活発化し、個人レベルまで広がっています。本講座では脱炭素社会の背景や考え方をやさしく説明し、企業の取り組みや消費者の環境行動について解説した上で、私たちが今後、脱炭素社会に向けて何ができるのか一緒に考えます。[キーワード]SDGs、気候変動と脱炭素、カーボンニュートラル、再生可能エネルギー、クリーンエネルギー

B
05
⑰12月9日(土)・12月16日(土)「会計基礎力を身に付ける -取引記録の仕組みと企業活動の成績表-」
櫻井 康弘[中央大学 商学部 教授]

【プロフィール】2001年中央大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。2001年高千穂大学商学部、2012年専修大学商学部を経て2022年4月より現職。専門分野:会計情報システム論


【講義内容】ビジネスリーダーを目指す上で身に付けておきたい企業会計の基本的な事項を学びます。企業取引を記録する簿記の仕組みや、簿記によって作成される財務諸表(貸借対照表や損益計算書)の中身がどのようになっているのかなど企業会計の基本的な部分を中心に解説します。実際の開示されている有価証券報告書や会計ニュースに触れながら、企業活動の成績表である財務諸表を読み取る会計基礎力を身に付けましょう。[キーワード]簿記、貸借対照表、損益計算書、財務諸表、有価証券報告書

B
06
⑱2024年 2月3日(土)・2月10日(土)「働くあなたを守る、知っておきたい労働法」
内藤 忍[独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT) 副主任研究員]

【プロフィール】2006年早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得後、機構へ。2010年英ケンブリッジ大学法学部客員研究員。日本学術会議連携会員。専門は労働法、特に、職場の差別・ハラスメント、ジェンダー法、差別禁止法制、差別の行政救済。2014年と2019年の女性活躍推進法(改正法)案の国会審議で参考人意見陳述。厚労省のハラスメント関係の委員や自治体の男女共同参画関係委員を務める。


【講義内容】労働者として、管理職として、使用者として、女性が仕事をする上で重要な労働法について学びます。特に、差別・ハラスメント、ワーク・ライフ・バランス、非正規雇用や、これらに関する紛争の解決(救済)について、実態・法政策・海外の動きを知っておくことは、皆さんの職業生活に必ず役立ちます。そして、法の課題への問題意識も持ち、社会の一員としてそれぞれの方法で今後に活かしてもらいたいと思います。
[キーワード]ジェンダー、差別禁止法制、男女雇用機会均等法、育児介護休業法、女性活躍

※講座内容、講師については、予告なく変更する場合があります。ご了承ください。
※講師の所属、役職等は2023年1月時点での情報です。

パンフレット募集要項
  • お問い合わせ
  • よくあるご質問
  • アクセス
リーダーシップ養成研究センター 徽音塾twitter 徽音塾OG会