2018年1月13日(土) 11:30-12:00
内藤章江氏(グローバルリーダーシップ研究所 特任講師)
「カラーユニバーサルデザインとは?」
新年最初のネットワーキングランチは、色彩学、被服心理学が専門の内藤章江氏による「カラーユニバーサルデザイン」のお話でした。
参加者は、色覚特性(色覚障害)の視界を擬似的に体験できる特殊な眼鏡をかけて、「赤字で目立つ」はずの案内板が見づらく、「派手でカラフルなデザイン」のはずの紙袋がくすんだ世界を理解しました。
また、色覚を補正するサングラスの存在と、それを使って初めて「通常の」色彩の世界を目にした人々の映像が紹介されました。
実はこのような色覚特性を持つ方が大勢存在することと、その生活に生じる不都合について説明された上で、どのような色覚特性の人にも見やすく、かつ美しく見えるカラーユニバーサルデザインの実例が紹介されました。
東京オリンピックも控え、今後多様な人々を受け入れる社会が整えられていくことへの期待で話が結ばれました。
その後の昼食会では、参加者と関わりのある色覚特性の方の苦労についてや、眼鏡で体験した、普段とは異なる視界などについて、話がはずみました。
参加者からは、「人の印象を色が決めるという事も初めて知り、是非そちらの講義も受けてみたい」、「企画書等を今度作成する際にはカラーバリエーションに気をつけたいと思うようになった」、「普段自分が見ている世界との違いの大きさ、不便に感じるところ等、新たな発見が多く有意義なレクチャーだった」とのご感想をいただきました。
(文責:徽音塾事務局 森)