2020年3月7日(土)13:30~16:40
汐崎 浩正 氏(汐崎法律事務所 所長弁護士)
「ビジネスと法律」最終回の第4回講義が行われました。今日も多くの参考資料を参照しながら講義が進行しました。前回に続き、労働法の解説から始まりました。今回は労働基準法、育児・介護休業法、男女雇用機会均等法、パートタイム労働法、労働者派遣法、高年齢者雇用安定法、障がい者雇用促進法、障がい者差別解消法、労働審判法、女性活躍推進法について学びました。社会人となってから労働法を学び直すと、多くの権利と共に義務があることを認識させられます。具体的な判例に触れながら、どのような点が法に触れるのか解説が行われました。育児・介護休業法は、身近な人が取得する場合がありますが、法律の詳細を把握する機会はなかなかありません。こちらも具体例を通して、実践的に学ぶことができました。最後の女性活躍推進法は徽音塾のミッションにも関わる重要な法律です。政府は当初、2020年までに社会のあらゆる分野で指導的地位につく女性を30%まで増やすことを目標としていましたが、2018年度の女性管理職は14.9%であるのが現状である点が講義で紹介されました。汐崎先生の講義を受講した塾生が、女性が働きやすい環境の実現のために邁進することを、徽音塾も応援しています。
塾生からは「法律は毎年変わって業務に影響があるし、判例なども知っておくべきだと実感しました。」「盛沢山な内容でしたが、スライドも分かり易く、とても勉強になる講座でした。」「パワーハラスメント防止法の施行によって、守られる人が少しでも増えれば嬉しく思います。」などの感想が挙げられました。
文責 林 有維(グローバルリーダーシップ研究所 特任アソシエイトフェロー)