2020年9月26日(土)講義:13:30~16:40
櫻井 康弘氏(専修大学 商学部 准教授)

プレ講座でもお世話になった櫻井先生が再び登場されました。2日間に渡って「管理会計」について学びます。「企業会計」講座も半分を消化し、後半戦となります。今回は原価計算、損益分岐点について集中的に学び、来週は予算統制、部門別の評価、意思決定の問題について理解を深めて行く予定です。
最初に財務会計と管理会計の相違について概観を抑え、今回学ぶ「管理会計」(企業の内部の管理者向けに報告書を作成し、伝達する会計)の目的について確認しました。マネジメントサイクルという視点で見ると、財務会計と管理会計は密接な関係にあることを理解しました。次に原価計算の目的と基礎を確認し、実際の企業の製造原価明細書を参照しながら、製品単位あたりの原価を実際に計算していきました。次に原価計算と財務諸表について学び、財務諸表を書き入れるワークも行いました。
最後に短期利益計画のための会計の内容を把握し、損益分岐点計算の例題を読み解きながら計算式に従って計算し、グラフに起こしていく手順を学びました。途中で櫻井先生からの問いかけや、変動費についての突然の出題もあり、良い緊張感を保ちながら講義が進められました。

非常に内容の濃い3時間で、塾生は必死にメモを取りながらワークに取り組んでいました。塾生からは以下のような感想が寄せられました。
「途中でチョコレートを食べるくらいとてもヘビーで楽しい講義でした。管理会計はとても重要で徽音塾の本気度が感じられました。課題も楽しく取り組んでいます。」
「実務でも使えそうな、ためになる講義をありがとうございました。」

企業会計の講義も10月3日が最終回です!櫻井先生、どうぞよろしくお願いいたします。

文責 林 有維(グローバルリーダーシップ研究所 特任アソシエイトフェロー)