先生に続き、参加者全員で自己紹介をしながら、和やかな雰囲気で講義がスタートしました。

テーマは「CN(カーボンニュートラル)」と「GX(グリーントランスフォーメーション)」。温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させるCNや、化石燃料に頼らず再生可能エネルギーを活用するGXの基本的な考え方をはじめ、脱炭素経営が経費削減や企業価値向上につながる「経営の基盤強化」になるというお話が印象的でした。

さらに、企業や個人がどのように取り組んでいるのか、より具体的な事例も豊富に紹介されました。GXは必ずしも経済性や利便性を犠牲にするものではなく、DX推進とも結びつく可能性がある一方で、洋上風力発電の環境影響やCCS(炭素回収・貯留)の安全性など、技術面での課題も残されていることを率直に伝えてくださり、学びが深まりました。

2回目の最後には、ご専門の蓄電池の進化についても触れてくださり、リチウムイオン電池から全固体電池への開発や、家庭の太陽光発電などを束ねるVPP(仮想発電所)の構想など、未来に向けた展望も示されました。

難しく思えるテーマを、身近な視点や具体的なエピソードでわかりやすく教えてくださり、塾生たちの関心がいっそう高まったようです!