今回の講座には20人以上が参加し、関心の高さとテーマの重要性がうかがえました。矢島先生は「女性が組織で道を切り開くには」というテーマでお話しされ、中心には「well-being」が据えられました。well-beingは単に心身が満たされた状態ではなく、「自分の幸せを見つけること」と「他者や社会に貢献することで得られる幸福感」という高次の概念だと教えてくださいました。その実現には、自分の目的を定めて体現する力、多様な人を動かす力、正しい判断軸がリーダーに必要だというお話も印象的でした。先生ご自身の経験談からも、元気で前向きに道を切り拓く姿勢の大切さが伝わってきました。
さらに演劇部の例を挙げ、ダイバーシティやインクルージョンの重要性を具体的に説明され、個性を尊重して活かすことが組織に価値をもたらすと学びました。個々が自分らしく価値を発揮し、リーダーはそれを認めて活かすことで、組織全体にポジティブな循環が生まれるというお話が心に残ります。最後のグループディスカッションも活発で、参加者同士が学び合い、たくさんの気づきを得られる充実した時間となりました。