2022年度の徽音塾第3回目の講義は、お茶の水女子大学 グローバルリーダーシップ研究所特任講師の岡村利恵先生にご担当いただきました。学内外合わせて30名近くの方に参加していただいたことからも、多くの女性が女性管理職とリーダーシップについて関心を抱いていることがわかります。

冒頭で「あなたがこれまでの人生で『最初に』、あるいは『強く』リーダーシップを意識したときは一体どんなシチュエーションでしたか?」との問いかけがあり、日本において女性管理職が圧倒的に少ない状況を確認した後リーダーシップとは何か?を掘り下げていきました。講義では、マネジメントと比べて、リーダーシップについて学ぶ機会が不足しているという問題点も指摘されました。

「女性のリーダーが増えると、社会はどう変わるか」、「なぜ、女性の管理職は増えないのか」をテーマにグループディスカッションも実施し、活発な意見交換が行われました。さらに、女性管理職を対象にした調査研究より、子どものいる女性管理職の昇進意欲や仕事へのモチベーションなどについての分析結果の説明がありました。

講義のなかで塾生が考えを述べる機会も多くこのことは一人ひとりが自らのリーダーシップ観を深めることに役立ちました。