2024年度、徽音塾第3回目の講義は、富士通株式会社 執行役員副社長 COO(サービスデリバリー担当)の島津 めぐみ先生にご担当いただきました。
島津先生は、本学の家政学部を卒業後、富士通株式会社でプログラマーとしてキャリアをスタートされた経験を語り、「初めて書いたプログラムが起動するまで3か月かかった」というエピソードを披露し、「明けない夜はない」という思いがその後の仕事の原点となったことを強調されました。
長いキャリアの中で、女性に対する風当たりが強い時期も「事業をマネジメントするための努力を惜しまなかった」と述べ、現在は執行役員として英国に駐在中であることから、国際比較データを交えながらキャリア形成に必要な「家族の理解」、「周囲の理解」、そして「修羅場と成功体験」の重要性をご教示してくださいました。
参加者全員から島津先生への質問や現在抱えている課題の解決策を指南してほしいとの意見があったことから、質疑応答の時間を十分にとってくださり、参加者一人一人の質問に丁寧に答えていただいたことで、塾生は具体的な課題解決のヒントを得ることができたようです。グループワークでは参加者同士の意見交換も活発に行われ、各自が抱える課題に対して新たな視点や解決策を見つける機会となりました。