今年度、徽音塾第5回目の講義は、学習院女子大学大学院国際文化交流研究科非常勤講師の高鳥まな先生にご担当いただきました。

3度の海外赴任を通じて多様な職場環境を経験された高鳥先生は、異なる文化圏での働き方やコミュニケーションの違いに驚かされたといいます。特に、女性の位置づけについては、ある国では女性がリーダーシップを取ることが一般的でしたが、別の国では女性の意見が軽視されることもあるなど、地域による大きな違いがあったそうです。「こうした経験から、文化の多様性を理解し、女性が活躍するための工夫が重要だと感じた」とお話しされました。高鳥先生の国際的な経験を聴きたいと希望する塾生が多かった本講義。参加した塾生は、具体的なエピソードを交えたお話に熱心に耳を傾けました。

“それまでの経験があると次の場所で動じない”“ポジションが人をつくっていく”など、心に残るフレーズも多かったようです。高鳥先生の貴重な講義を通じて、塾生たちは多様な視点と新たな気づきを得ることができました。