今回のネットワーキングランチでは、一昨年ご好評をいただいた、廣阿季さんに再びお話ししていただきました。
まず、女性が圧倒的に少ない工場に配属され、深夜土日も対応の男性に合わせた働き方をした時期、出産後、女性活躍推進ということで周囲から配慮をされるものの葛藤を抱えた時期を経て、男性の中で男並みに働くという感覚が自身を縛っていたこと、空気を読みすぎて動けなくなるのではなく、自分軸を取り戻し自分がどうありたいかを発信していくことの大切さに気づくまでをお話しいただきました。
廣阿季さんは、工場で働く女子をエンパワーメントする「工場女子会」を立上げ後も、現状打破を目指して更に活動を続けており、そのきっかけとして、〈個人への働きかけ〉だけでなく、女性活躍推進を担う現場や部署へのアプローチを通じ、〈組織文化を変える〉ことに取り組まなければならないと感じていることをあげていました。一方で、そう早く変化は起こらない、もしかしたら自分が社会人の内は変わらないかもしれない、という実感も持っており、次世代に渡すバトンとして今自分ができることを考えたいとお話しをされていました。
フリートークの時間には、転職活動に取り組み、新しい職場で働き始めたばかりという塾生の方からの報告に、参加者同志がエールを送り合うなど、温かく楽しい交流の時間となりました。