今年度、徽音塾第7回目の講義は、お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系 教授の嶌田 智先生にご担当いただきました。

嶌田先生は「たくさんのご意見をお聞きしたいです」とおっしゃってくださり、塾生たちに次々と質問を投げかけます。先生のお人柄と分かりやすい解説のおかげで塾生たちも積極的に発言し、ディスカッションは大いに盛り上がりました。特にマリモの保全研究の紹介のパートでは、マリモに関心を持つ塾生たちがさまざまなアイデアを出し合い、今後の活動につながりそうな雰囲気も漂うほどでした。

後半では、多様な生物種がもつ多様な性のかたちや性スペクトラムについてご教示くださり、“多様性“をキーワードに理想の未来像を考える機会となりました。

嶌田先生の幼少期のエピソードから学生時代、マリモの研究に没頭されるまでのヒストリーも魅力的で、笑顔と発言の絶えない講義となりました。今後も、ネットワークランチなどで引き続き考えていきたいテーマになるでしょう。