今年度、徽音塾第8回目の講義は、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)常務執行役員(駅業務・サービス品質・観光担当)の中川晴美先生にご担当いただきました。
ポケモンラリーを大ヒットさせ、キャリアを積み、管理職としてご活躍の中川さんは、「はたから見たら順風満帆かもしれないけど、本当に大変だった。失敗も挫折もたくさんあった」とおっしゃり、これまでのご自身の経験を「モチベーション曲線」にして示してくださいました。曲線の中には、成功と失敗、喜びと苦労が交錯するエピソードが描かれており、塾生たちは一つひとつに共感しながら聞き入りました。
中川先生は、仕事と育児の両立の難しさや、女性ならではの壁に直面した経験を率直に語ってくださいました。特に、子育てをしながらのキャリアアップの過程では、仕事を辞めることも考えたこと、先輩ママの言葉に助けられたことなどについて、エピソードを交えて話されました。
グループワークでは、「あなたにとっての幸せなキャリアはどんな状態ですか?」をテーマにディスカッションを行い、それぞれが自分と向き合う時間に。最後に先生は、「働くこと・生きることの意義は、人のためになること」だとお話ししてくださり、塾生に力強いメッセージを送ってくださいました。