お茶の水女子大学理系女性教育開発共同機構と奈良女子大学理系女性教育開発共同機構の合同主催による「シンポジウム2018」を2018年9月1日(土)にお茶の水女子大学において開催いたしました。テーマは「理系の女性が進み社会で活躍するために教育ができること」として、各界でご活躍されている方々からご講演をいただきました。加藤美砂子機構長の開会の挨拶に続き、機構のこの1年間の活動を加々美勝久准教授から報告いたしました。講演の部では、産業界から株式会社IHI常務執行役員高度情報マネジメント統括本部 本部長 水本伸子様、学会からお茶の水女子大学基幹研究院自然科学系教授 森義仁様、教育現場から桜蔭中学校・高等学校教諭松山善亮様の3人の皆様にお話しいただきました。パネルディスカッションの部では、奈良女子大学理系女性教育開発共同機構山下靖教授(数学)、お茶の水女子大学附属小学校増田伸江教諭(理科)に加わっていただき、山下様、増田様のテーマについてのプレゼンテーションが行なわれた後、増田様の進行で5人によりディスカッションを行いました。
参加された皆様には資料として,昨年開催のシンポジウム2017を記録したブックレット、「物理はお友達Ⅱ」などを配付させていただきました。
講演の部
「好奇心を磨く」と題してご講演中の水本伸子様。
お茶の水女子大学の修士課程を修了後当時の石川島播磨重工業の技術研究所に就職・配属されてからの歩みをお話しくださいました。同社に永年お勤めで 、今日まで理系女性を元気づける活動をされていらっしゃいます。
「女子中高生夏の学校~科学・技術・人との出会い~14回目の夏を迎えて」と題してご講演中の森義仁様。
夏休みに国立女性教育会館で開催される「夏学」で現在進行中の話題についてお話しくださいました。ビデオなども取り入れた、ご講演でした。
「女子中高生が理系に進学するために学校や社会が取り組めること」と題してご講演中の松山善亮様。
高校生の進路選択における男女差などについてデータを提示しながらのご講演でした。
パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、参加者からも盛んに質問がされ、それらにパネラーが丁寧に答えていました。