公開シンポジウム「病気やストレスに負けない“からだ”をつくるための健康イノベーション」を開催しました。
2016年12月13日(火)、お茶の水女子大学共通講義棟2号館201室にて、「病気やストレスに負けない“からだ”をつくるための健康イノベーション」を主テーマに公開シンポジウムを開催しました。
福岡秀興先生(早稲田大学)の特別講演に続いて、本研究所から宮本泰則先生、市育代先生、及び相川京子先生にご講演いただきました。
当日は学内外から145名の方にご参加いただき、フロアーからも各先生方への質問が積極的に寄せられ、盛会裡に終了しました。
小さく生まれた赤ちゃんは、成長した後に糖尿病などの生活習慣病になりやすいことをデータに基づいて示され、妊娠期(胎児期)栄養の重要性を説かれました。
小脳の正常な発達や損傷が起きたときの修復の視点から、細胞の外にある分子の重要な役割を解説されました。
私たちの健康維持に欠かせない食事中の必須脂肪酸について、欠乏したときの代謝変化やアレルギー病態との関係について話されました。
私たちの腸の中で腸管粘膜が果たしている働きについて解説し、その構造や機能を維持する上で糖鎖を結合した分子がどのように役立っているかを説明されました。