植村知博准教授らの共同研究グループは、SNAREタンパク質SYP61による細胞内物質輸送の制御が,植物の栄養バランス異常に対する適応機構において重要な役割を担うことを発見しました。この研究成果は,2022年1月28日(金)『The Plant Cell誌』にオンライン掲載されました。


栄養バランスに応じた植物の生育制御に必要な細胞内の交通整理タンパク質を発見~不安定な栄養環境でも安定した植物成長を可能にする仕組みの解明に期待~ 

 北海道大学大学院理学研究院の佐藤長緒准教授,お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科の植村知博准教授,東京都医学総合研究所の佐伯 泰プロジェクトリーダー及び田中啓二理事長,立命館大学生命科学部の深尾陽一朗教授らの研究グループは,スウェーデン農業科学大学のリシケシュ・P・ベールラオ教授,理化学研究所光量子工学研究センターの中野明彦チームリーダーらとの国際共同研究で,SNAREタンパク質SYP61による細胞内物質輸送の制御が,植物の栄養バランス異常に対する適応機構において重要な役割を担うことを発見しました。 

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