2014年5月31日(土) 13:30-15:00
篠塚英子氏 (お茶の水女子大学名誉教授、人事院顧問)
「意思決定の場に女性が入る」

DSC01905現在“成長戦略の柱”とされている女性たちが、『時流』に惑わされず『時中』(タイミング)を見極め、自分にとってふさわしい価値判断をするためにはどうすればよいか、多くの資料を用いながらお話しいただきました。意思決定の場に女性たちが加わり、連帯しながら議論を重ね、声を挙げていくことの意義を知ることができました。塾生からは「社会動向とリンクさせての講義でとても興味深かった」「意思決定の場を体験する重要性が分かった」「仲間を作って組織を変えていく大切さを感じた」といった感想をいただきました。新たな切り口から、自身や社会を見つめ直すことのできる講義となりました。


2014年5月31日(土) 15:10-16:40
金田晃一氏 (武田薬品工業株式会社コーポレート・コミュニケーション部(CSR)シニアマネジャー)
「キャリア・シフト~個益・組織益・公益のマネジメント」

DSC01924”世界の課題をビジネスの力で解決に導く”CSV(共有価値の創造、Creating Shared Value)、CSR(企業の社会的責任、Corporate Social Responsibility)、戦略的フィランソロピー(Strategic Philanthropy)、社会起業家(Social Entrepreneur)についてお話しいただきました。特に、武田薬品におけるCSRの事例を用いて、アウトプット(結果)だけでなく、アウトカム(成果)とインパクト(波及効果)をどのように掴むのかという話は印象的でした。また、「好きなことを自覚することが、好きなことを仕事にする第一歩」という点を自身の具体例で示されました。授業終盤には塾生数名に本講義の感想と自身が抱える問題意識について発表していただきました。塾生からは「社会貢献を行いながら利益を上げる大切さを再認識した」「キャリア形成にはプライベートの時間の使い方も大事であると感じた」「自分自身の好きなことは何であるのかを見つめ直してみたい」といった感想がありました。

(文責:徽音塾事務局 清水)