2014年10月18日・25日
竹内淑恵氏(法政大学 経営学部 市場経営学科 教授、本学卒業生)
「マーケティングの基礎理論を学ぶ」

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①10月18日 13:30-16:40

「生産志向からマーケティング志向への転換」、「消費者調査」、「マーケ ティング近視眼」、「価値と性能の違い」、「セグメントとターゲット」といったテーマについて、実例を交えながらお話いただきました。消費者が本当に欲し いものは何か、誰に・何を・どのように売るのかを考えていくことが、マーケティング発想の経営にとって重要であることがわかりました。

また、マーケティング論の成り立ち、マーケティング論の取り扱う範囲、関連する分野等についても概論的に学びました。さらに、マーケティングの目標、あるチェーン店が提供している価値、ピーター・ドラッガーによる“マーケティングの究極の目的は、セリング(売り込み)を不要にすること”という言葉の意味について、議論を行いました。

塾生からは、「消費者の潜在的ニーズにあわせて、価値をうみだすことの大切さ を実感しました」、「時間や市場の変化に対して手法を変えていくという考えが理解できました」、「マーケティングの近視眼の視点など、今の会社において 抱えている問題点を理論的に知ることができてよかった」といった反応がありました。


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②10月25日 13:30-16:40

ある会社の電化製品・食品の具体例を取りあげ、その方法を検討しながら、STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)、4P(product, price, place,promotion)、マーケティングミックス、ブランドマネジメント等、マーケティング活動を展開するための基本的な概念や仕組みについて学びました。

また、ひとつの製品市場を想定して、消費者に対しどのような基準を用いれば効果的なセグメントが行えるかを分析し、それに適応した製品のアイディアを塾生二人一組で話合いました。さらに、ある商品に対して個々人が抱いているブランドイメージと、その展開の可能性について考えました。

塾生からは、「具体例をもとにした話で理論を理解できた」、「自分の会社のマーケティング・ブランドの弱さやSTPなどについて考えさせられた」、「ディスカッションでは、自分一人では思いつかない視点が得られた。」、「客側からの自社に対するイメージを調査・検証してみたいと思った」といった感想をいただきました。

(文責:徽音塾事務局 清水)