10月4日・28日
露木恵美子氏(中央大学大学院 戦略経営研究科(ビジネススクール)教授)
「①経営戦略の基礎/②経営分析」

DSC02439-2①10月4日 13:30-16:40

“目的地までの航海図”として、企業の命運を握る「戦略」の重要性についてお話いただきました。「戦略」が、企業の組織の在り方や経営資源、さらに環境や時勢、また、あらゆる行動の指針となる経営理念にどう結び付くのかについて考えました。
同時に、塾生各人が属する組織において、中期・長期の目標や理念はどのくらい、どのように広められているか、また、各人の希望や、やる気の出るポイントとは何かといったことについて話し合いました。
最後に、次回までの課題として、それぞれ自分の所属する組織のSWOT分析が課題として出されました。
塾生からは、「経営戦略や組織論など、理論を紹介していただき、日常経験的に行っていることにあてはめることで整理ができた」、「お金儲けだけが目的では、投資家や働く社員の「心」をとらえられないというお話にハッとした」、「経営資源の中での、人的組織の位置づけを改めて自覚できた」といった声がありました。


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先週の宿題となったSWOT分析を元に、グループごとに別れて話し合いを行いました。
内部環境要因「強み」(Strength)・「弱み」(Weakness)、外部環境要因「機会」(Opportunity)・「脅威」(Threat)を客観的に捉え、それぞれを組み合わせることによって見えてくる戦略を考えました。また、分析結果を模造紙に記入し、ひとりひとりが全体への発表を行いました。
また、そのほかの競争戦略として、差別化の意義やその切り口、5つの競争圧力を用いた分析なども紹介されました。

塾生からは「SWOT分析を全く違う業種の方とすることで、多方面からの視点を持つことができた」、「経験的に実践したことが整理でき、新しいアイディアのヒントが見つけられた」、「自分に対してもSWOT分析を用いてみたいと思った」といった反応がありました。

(文責:徽音塾事務局 清水)