2015年5月16日 13:30-14:50
梅田 惠氏(日本アイ・ビー・エム株式会社 人事.ダイバーシティ&人事広報担当部長)
「女性活躍支援の実践-世界は仕事で変わる、仕事で世界は変わる」
IBMでダイバーシティ推進に携わっていらっしゃる梅田先生から、社内における女性活用に関する取組みと、今後のチャレンジについてお話していただきました。
まず、ダイバーシティ推進の歴史的背景や、ビジネスと人事戦略との連動やメリットなど、大きな枠組を学びました。その後、女性の直面する課題の改善と活用の拡大について、「Japan Women Council」(女性社員による経営諮問委員会)の活動を、実際の例として説明いただきました。女性に限らず男性も、仕事と個人生活両面で充実するための方法論や意見を伺い、塾生は熱心に聞き入っていました。最後に今後のチャレンジとして、「自信を持とう」「怖がらない」「少し頑張れば達成できる目標をたてよう」「小さいリスクならとっていこう」など、4つの項目を提示していただきました。
塾生からは「業績・成果に連動させた施策を取っている点が刺激になった」「成果をデータで示す、という方法が有効」などの感想が寄せられました。
(文責:徽音塾事務局 林)
2015年5月16日 15:00-16:40
角田 仁美氏(株式会社NTTデータ 法人コンサルティング&マーケティング本部 コンサルティング部 課長代理)
「ダイバーシティ社会におけるワーキングマザーの働き方実践」
NTTデータで、ワーキングマザーとして実際に働いていらっしゃる角田先生。ワーキングマザーの事例をベースとして、ゴールに向かう共通的な思考方法を講義して下さいました。育児(母親・父親であること)とは、急に業務部長に任命されることと同義、というユニークな例えを挙げながら、仕事と家庭をどううまく両立させるのか、お話を進められました。基本的な思考方法として、①現状把握、②見極め、③アクションの3点を示し、塾生は個人ワークを行い、自分自身の現状を見つめ直す時間を持ちました。その後、角田先生の日常生活の中で、仕事で得たノウハウ(優先順位や非常時対応)がどのように活かされているか、お話いただきました。更に個人ワークを踏まえて、グループワークを行い、考えた内容をチームで共有する時間を持ちました。最後に「目的を達成するための五箇条」が示され、講義終了となりました。
塾生からは、「梅田先生の講義は全体的な施策・制度という視点から、角田先生が個人からどのようなアクションをされているか、ということでヒントを得られました。」という感想が挙げられました。
この後、お二人への質疑応答の時間が取られ、塾生からたくさんの質問が寄せられました。
(文責:徽音塾事務局 林)