2015年11月21日・28日 授業風景 「マーケティング入門」

神原 理氏 [専修大学 商学部 教授]

 

①「マーケティング -マーケティングの概念と手法-」

初回講義はマーケティングの基礎的概念と分析手法について理解を深めることを目的に、講義とワークショップが行われました。マーケティングの基本として、市場細分化の意義、ターゲットの方法、ポジショニング等について具体的な商品を挙げながら説明が行われました。次に製品戦略について講義が行われ、製品(商品)の概念について捉え直しました。実在の商品コンセプトを事例に説明が行われ、商品開発の方法論を学びました。最後に、商品開発に関するワークショップを行い、塾生の創造性が試されました。

塾生からは「カスタマー分析やワークショップは、思いもしない意見や発想が出てきて面白かったです」「マーケティングの基礎的概念から、アイデアの抽出まで、広く学べる講義で大変興味深かったです」「誰に何をどのような目的で、どうやってサービス等を提供していくのか、という基本的な概念も、改めて考えさせられ、仕事に生かしていくべきだと感じました」などの感想が寄せられました。

 

②「マーケティング・リサーチ」

二回目の講義はマーケティング・リサーチについて学びました。基礎的な概念から、リサーチする上での注意点を学び、定性的調査(フィールドリサーチ)、定量的調査(アンケート調査)の違いについて講義がありました。特にフィールド・リサーチの手法については、神原講師が実際に行ったフィールドワーク研究を事例に挙げながら、実践的な方法を学びました。最後にアンケートの目的確立、アンケート調査票の作成方法、データ分析の手法についての講義があり、二日間でマーケティングの概念と手法、リサーチまで学び、充実した内容の講義となりました。

塾生からは「アンケート作成の手法では、ある程度の仮説を立てそれを立証する、目的を明確にする、ということが重要だということが理解できました」「顧客アンケートを行うことが時々あり、社内で作成することが多いのですが、今日の授業を通して、アンケートの作り方にいろいろ間違いがあった事に気付きました」とアンケート作成に関する感想が多数寄せられました。

(文責:徽音塾事務局 林)

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