2017年1月21日・28日 授業風景
「CSRと情報開示(ステークホルダーの視点から)」
達脇 恵子氏 [有限責任監査法人トーマツアドバイザリー事業本部 第一事業部ERS-ERMパートナー]
①1月21日
前半の講義では、CSRの定義や歴史などの概要についてご説明いただきました。その上で、企業にとってのCSR、CSRの取組対象の領域の拡大、代表的なガイドライン、特に注目を集める社会課題などについて質疑応答を交えながら、ご説明いただきました。また、企業とステークホルダーの関係について考えるための小さなワークやグループに分かれてのディスカッションと発表などを行いました。後半の講義では、具体的な企業の取組なども交え、解説していただきました。塾生からは「ご説明がとても分かりやすかったです。また、グループワークでは、受講生が取り組みやすいテーマを設定してくださり、とてもおもしろかったです」といった感想が聞かれました。
(文責:徽音塾事務局 小松)
②1月28日
第2回はCSRとCSV(Creating Shared Value)、国際目標である持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)と企業目標の関係といった最近のトレンドについてご紹介をしていただいた後、企業の情報開示に関する講義が行われました。法定(義務)か任意か、財務か非財務かを軸とした情報開示の基本的な分類、情報開示に関する国際的な指標(GRI)のガイドライン、CSRレポートの原則、ESG(Environment, Social, Governance)投資などについての基本的な説明とそれぞれの具体的な事例の紹介がありました。講義の後半にはグループワークが行われ、国際指標と比較しながら各企業実際のCSRレポートや総合報告書を分析し、塾生同士で活発な議論が行われました。
塾生からは「様々な指標やそれを採用するに至った経緯などがよくわかりました」、「CSRの枠組みに限界を感じていたので、CSVや主要なガイドラインを教えていただきありがとうございました」といった感想が寄せられました。
(文責:徽音塾事務局 大木)