2022年度の徽音塾第6回目の講義は、東京ガス株式会社 法人営業本部長の小西 雅子先生にご担当いただきました。

小西先生は育休中に博士号を取得されており、当時のことは忙しすぎてほとんど記憶がないとしつつも「育休中に博士号を取得したことで、復帰後に世界が広がりました」とお話ししてくださいました。当時の経験から、家庭と仕事を両立させるためには、「食事と育児はやる。掃除は週に1回。洗濯は山積みになっても構わない」と考えるようになり、できることとできないことをはっきり線引きすることで、無理しすぎず自然体で過ごすことができるようになったとのことです。

講義の後半には、「自分自身を理解する」ための個人ワークや「私ってどんな人?」というテーマのグループワークを実施しました。また小西先生はデータをもとに、女性には「35歳の壁」があることを指摘。その壁を乗り越えるためのアクションプランについても塾生同士で話し合いました。子育て中の人や子育てがひと段落した人、介護をしている人、また職業も会社員や研究職、パート職など、さまざまな立場から多面的な議論が進みました。

「自分の特徴を伸ばすということは、強みを発揮するということ」という小西先生の言葉が特に印象的で、塾生は、小西先生の経験を参考に女性が自然体で仕事と家庭を頑張るためのヒントを得られたようでした。