2022年度の徽音塾第10回目の講義は、中央大学商学部教授の櫻井康弘先生にご担当いただきました。櫻井先生には2週連続で講義を担当して頂きます。
櫻井先生は冒頭で、会計が果たす役割を図示して下さり、「報告」することが会計の第一歩であると説明してくださいました。簿記は500年前から存在しており、会計は世界共通で唯一の方法だそうです。
また、「会計はビジネスの言語」という前提を確認し、身近な通信会社を例に挙げるなどしてくださったことで、塾生はより理解しやすくなりました。
中盤以降は会計の仕組みだけでなく取引の記録を書き込むワークもあり、実践的な内容も盛り込まれました。グループディスカッションでは、企業名を伏せた決算書が配布され、どの企業のものであるのかをディスカッションをしながら予想。決算書から読み取れることを押さえながら正解を導きました。
今日のポイントの一つに「資産=負債+資本」、「費用+当期純利益=収益」があります。会計学に難しい印象を持つ塾生が多い中、櫻井先生は、適宜、ミニクイズを盛り込んでくださり、非常にわかりやすく説明して下さったので、終始和やかな雰囲気で進みました。次回の講義も楽しみです。