徽音塾第6回目の講義は「変化する時代に、私らしいしなやかなキャリアを」をテーマに富士通株式会社執行役員SEVP グローバルソリューションビジネスグループ長の島津めぐみ先生にご担当いただきました。
本学の家政学部を卒業された島津先生は、富士通株式会社に入社後、プログラマーとしてキャリアをスタートされました。「初めて書いたプログラムが起動するまで3か月かかった」という島津先生。この時に感じた、「明けない夜はない」という思いが、その後の仕事の原点になったそうです。長いキャリアの中で女性に対する風当たりが強かったときも「事業をマネジメントするための努力を惜しまなかった」とお話しされます。
先生は、プロジェクトリーダー、管理職を経て、現在、執行役員として英国駐在中で当日も英国からご講義下さいました。女性に関する国際比較データも示しながらご自身の経験をふまえてキャリア形成に必要なのは、「家族の理解」、「周囲の理解」、そして「修羅場と成功体験」だとご教示くださいました。
質疑応答も時間を十分にとってくださり、塾生も「しなやかなキャリアというのが腑に落ちました」、「先生からのアドバイスが明日への活力になります」と大いにエンパワメントされた様子でした。