国際セミナー「マインドフル・イーティング(H30.5.15)のイベントレポートを掲載しました。
人間発達教育科学研究所(人間発達基礎研究部門)主催 平成30年度国際セミナー
「マインドフル・イーティング:Mindful Eating: Eating Less and Enjoying It More(H30.5.15)」 イベントレポート
研究所「人間発達基礎研究部門」では、平成30年5月15日(火)に、米国インディアナ州立大学のJean Kristeller名誉教授をお迎えして、「マインドフル・イーティング」に関する国際セミナーを開催しました。
今回は、授業の一環(心理学、食育等)として参加した学生(うち学生28名、大学院生9名、留学生2名)も多く、58名もの参加者があった。1時間半にわたる英語の講演会にもかかわらず、事後に行われたアンケート(50名回答)では、9割の参加者がプログラムの内容に「とても満足」「満足」と答えている。また、講義のなかでは「4粒のレーズン」を参加者全員に配り、講師のインストラクションのもと、マインドフルな食べ方、味わい方を実体験した(参加者の感想は以下参照)。
講義の後の質疑応答もほぼ英語で行われ、国際セミナーを初めて経験する学生たちにとっても非常に刺激的な90分となった。また、学生のみならず、研究所の研究スタッフにとっても、「マインドフル・イーティング」の理論や基本概念をエビデンスベースで学べる貴重な機会となった。
<参加者の声> ※一部抜粋
・英語で講義が行われるので理解できるか不安でしたが、分かりやすい言い回しや必要な部分は日本語で補ってくださったので、楽しく受講できました。
・興味のある分野だったのでとても楽しい90分でした。
・心理学領域ではないですが、とても面白い内容を聞けてよかったと思います。「禅」概念の流行りや瞑想を食事に応用する考えにとても感心しました。
・前半は具体例をまじえながら、後半はグラフ(実験結果)を用いて説明していただきMindful Eatingについての理解が深まりました。
・Mindful Eatingが食べ過ぎを防いで健康的生活を送るのに効果的で楽しみも増すのだと実感しました。Wisdom choiceというのは初めて聞く発想で印象的でした。
・食への意識がとてもかわりました。レーズンへの意識もかわりました!!食べることを「楽しむ」ことをこれから実行していきたいです。
・レーズンを1粒ずつ味わうことを通して、Mindful Eatingを体感することができました。これからごはんを食べるときには、1つ1つ味わうことを意識してみたいと思いました。
・日本人になじみのない(精神的・心持ち)食へのアプローチ方法だなと思いました。実践するorしないに関係なく、このようなことをワークショップでの実感も含め知れて良かったと思いました。 ・マインドフルネスについては数冊本を読んだことがあったが、今日のセミナーでマインドフルネスについてのより簡潔で明快な理解が得られたと感じた。マインドフルイーティングについてもレーズンを食べることを通して体験できて、驚きと、それがどのようなものであるか体験できたのがとても良かった。