小玉 亮子


氏名: 小玉 亮子(こだま りょうこ)
専門分野: 教育学
所属/職位: 基幹研究院人間科学系 教授(研究員:保育実践研究)

研究キーワード

子ども、教育、家族、ジェンダー、幼児教育

研究内容

これまで取り組んできた研究や関心のあるテーマは、(1)現代における子ども・教育・家族問題の社会学的分析、(2)子どもに関する文化史的研究、(3)教育政策/社会政策の国際比較研究、(4)近現代ドイツにおける、幼児教育・家族の変遷に関する研究、(5)映像に見られる子どもや家族イメージの分析である。これらのテーマについて、国や地域による違いに着目し、同時に歴史的な変遷を重視するといった、時間的・空間的比較という方法を取りながら研究を進めてきている。特に、ジェンダーやエスニシティ、階層やセクシュアリティ等の多様なカテゴリーによって見えてくる差異に注目した分析を行っている。
なお、現在は、以下の科研費による研究を進めている。
平成26年−29年度科学研究費補助金基盤研究(C),研究代表 小玉亮子/お茶の水女子大学「20世紀前半のドイツにおける幼児教育の制度化と家族に関する社会史的研究」
平成26-28年度科学研究費基盤研究(C),研究代表 椨瑞希子/聖徳大学「保育ユニバーサル化時代の3歳未満児ケア‐日独英3か国の家庭的保育事業の現状と課題」(研究分担 小玉亮子)

将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性

共同研究としてこれまで、特に、教育、家族、幼児教育、ジェンダーをテーマとする歴史学的・社会学的な研究に参加してきており、今後も、これまで従事してきたテーマに関連する研究を進めていきたいと考えている。参考までに、参加してきた共同研究は以下の通り、
(1)科研費の共同研究として、「ヨーロッパ社民化動向とその国々の教育政策の変容に関する総合的研究」、「近現代日本における男性性の構築過程についての学際的研究」、「子どものしつけ・教育戦略の社会学的研究」、「男女共同参画社会における男性の「社会化」と暴力性についての研究」、「近代世界における国民・ジェンダー規範の形成」、「戦後ドイツにおける「過去の克服」の研究」、「『子ども』の保護・養育と遺棄をめぐる学際的比較史研究」、「東日本大震災と教育に関する総合的研究」。
(2)その他外部資金による共同研究として、「エイズに関する意識調査」、「エイズに関する市民意識追跡調査」、「横浜市におけるM字型女性就労構造の分析と政策対応の方向性」、「横浜市民の消費行動・生活意識に関するアンケート調査」、「消費者教育推進方策研究事業」、「諸外国における幼児教育施設の教育内容・評価の現状や動向に関する調査および幼児教育の質保障に関する国際比較研究」、「格差是正に向けた就学前教育の比較社会学的研究」。

特許・著作物等知財情報、社会貢献実績

(1)主な学会活動:
日本学術会議連携会員2011年10月-現在。日本教育学会理事・事務局長2015年8月–現在。教育史学会理事・編集委員2014年09月–現在。幼児教育史学会理事・事務局長2014年12月–現在。日本教育社会学会奨励賞委員会委員2015年9月–現在。日本ドイツ学会幹事2015年06月–現在。ジェンダー史学会理事2006年12月–現在 等。
(2)行政活動:
内閣府男女共同参画連携推進会議委員、神奈川県青少年審議会委員、横浜市児童福祉審議会委員員、浦安市男女共同参画推進会議、文部科学省大学設置・学校法人審議会(教育学・保育専門委員会)専門委員 等。
(3)市民活動:
NPO法人教師の第三の学び研究会理事長 等。
(4)著作等主要業績はこちら→ http://researchers2.ao.ocha.ac.jp/html/100001053_ja.html

関連サイト

小玉亮子研究室 http://www-p.li.ocha.ac.jp/hdev-kodama