伊達公恵特任講師が公益財団法人伊藤科学振興会の平成30年度化学分野研究助成に採択されました。


伊達公恵特任講師が公益財団法人伊藤科学振興会の平成30年度化学分野研究助成に採択されました。

当研究所糖鎖科学部門の伊達公恵特任講師が、公益財団法人伊藤科学振興会の平成30年度化学分野研究助成に4/47件という競争率の中採択され、20181018日に銀座資生堂ビルで開催された授賞式にて表彰されました。当振興会は、1968年より、物理・地学・化学・生物学の 4 分野の研究について隔年で表彰を行っており、設立50周年に当たる今年は「化学分野」での表彰が行われました。伊達講師の研究概要と受賞理由は下記の通りです。

* a-アミラーゼが認識するインスリン分泌制御糖タンパク質 DPP-4 の糖鎖構造と機能 (伊達 公恵 ヒューマンライフイノベーション研究所 特任講師)

糖タンパク質ジペプチジル・ペプチダーゼ-4DPP-4)は、血糖上昇を感知してインスリン分泌を促進するインクレチンを分解し血糖値を上昇させる作用を持つ。DPP-4阻害物質は食後高血糖時のみインスリン分泌を促進するため、効果的な糖尿病治療薬として期待されている。

伊達氏は、これまで糖質消化酵素である膵a-アミラーゼが、小腸の刷子縁膜上のN-型糖鎖、特に高マンノース型N-型糖鎖に特異的に結合すること、またその腸内糖鎖リガンドとしてDPP-4、二糖分解酵素、グルコーストランスポーターなどを同定し、膵a-アミラーゼが血糖値調節作用を持つことを見出した。

伊達氏は、膵a-アミラーゼが結合するDPP-4の糖鎖構造を決定し、膵a-アミラーゼがDPP-4のインスリン分泌活性に及ぼす影響の解明に挑戦しており、その解明を通じて糖尿病の予防・治療への貢献が期待できる。よって、伊達氏の研究は、伊藤科学振興会の研究賞・研究助成を受けるのに相応しいと判断された。

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