2023年度の徽音塾第14回目の講義は、お茶の水女子大学 生活科学部 研究協力員の内藤 章江先生にご担当いただきました。全2回講義の後半です。

冒頭では、前回の講義で説明してくださった、文字、声、画像が私たちに与える印象について振り返っていただきました。そこから、自己紹介と自己PRの違いについてご教示いただき、それをふまえてグループディスカッションへ。講義中に先生がおっしゃっていた、自己紹介は自分の情報を、自己PRは自分の強みを伝える点で異なるという点に気を付けながら行ったものの、「やってみると難しかった」との声もありました。しかし、「自分を見つめ直す機会になって良かった」という感想も多く見られました。

後半は、文字、声、画像が創り出す印象とコミュニケーションへの応用を中心に講義を進めていただきました。先生からは、「視覚と聴覚を中心に刺激を与えることを考え、ツールを選ぶ事が大切。情報を伝えるための媒体がどのような刺激を与え、どのような感情をつくるのかを意識して、どんなツールを使うか、表現方法にするかを考えていくと良い」とご教示いただきました。
コロナ禍を経て、オンラインでのコミュニケーションも当たり前になりつつある今、「Zoom上のアイテムを効率的に使って自分の意志や感情を相手に伝えることも必要」という先生のアドバイスに多くの塾生が頷いており、実践の場での活用法を改めて考えさせられる講義となりました。