2016年11月19日・26日 授業風景
露木 恵美子氏〔中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)教授〕
「経営戦略の基礎」

①第1回 11月19日「経営戦略」

1日目は経営戦略の基礎について学び、戦略の重要性を問い直すことから始まりました。講義の中で、戦略は市場のなかにおいて現実の活動の指針となり、実現するための組織の役割分担と連携が重要であることを確認しました。その上で「組織とはどうあるべきか」という設問に4グループに分かれて討論と発表を行いました。続いて戦略の枠組みにおける重要要素を確認し、最後にSWOT分析について説明が行われ、来週までの宿題が課されました。

塾生からは講師と塾生の双方向型の授業が興味深かったという感想が多くありました。その他に、「経営戦略について自分の業務と絡めて身近に感じることができました。」「随所で質問の時間があり、他の方の意見を聞くのが参考になりました。」「今回の授業で経営戦略をどのように立てるものか、経営理念や事業領域との関係を考えることができました。」などの感想が挙げられました。

②第2回 11月26日「経営分析」

2日目はグループワークを通し、前回の宿題であるSWOT分析結果について、活発な討議が行われました。その後、グループごとの発表を通して内容を共有し、露木講師から、個別の指導やアドバイス、質疑応答が行われました。続いて競争戦略、差別化戦略について説明が行われ、競争戦略の本質は差別化にあること、自分たちの強み(コア・コンピタンス)を明確に意識することが大切であることが述べられました。差別化を把握するための方法論として、競争圧力、戦略の枠組みを理解する重要性などについて講義が行われました。

塾生からは「視点を変える、違う視点を持つ意味を実感しました。」「SWOT分析をやってみると、経済や法律、情報のキャッチ力が足りないことを痛感しました。」「他社の分析との共有でさらに深掘りできました。」とグループワークへの感想が寄せられました。

(文責:徽音塾事務局 小松・林)

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