2017年5月20日 11:30-12:00
小濵 聖子 氏
(お茶の水女子大学 グローバルリーダーシップ研究所 特任リサーチフェロー)
ネットワーキングランチ「ひとを慰め励ますことは可能か ―ヨブと三人の友だち―」
今回のミニレクチャーでは、『旧約聖書』の「ヨブ記」を取り上げ、人が困難に直面した時の対応について、現代の私達へ何が示唆されているのか、掘り下げて考えました。
まず、『旧約聖書』と『新約聖書』の成立ちの違いを押さえた上で、「ヨブ記」のストーリーを概観しました。特に、立派な信仰を持ち財産にも恵まれたヨブが、サタンに試されて何もかも失い、友人3人が見舞うシーンを中心に考察を深めました。自分自身がヨブだったらどう思うか、友人にどう反論するか、自分が友人だったらヨブに何と言うだろうかなど設問を設定し、それを現在の自分の状況に置き換えて考察しました。
塾生からは「ヨブ記自体知らなかったので、物語の展開自体に興味を持ちました。」「聖書と聞くと壮大なものに思っていましたが、ヨブと友人、神のやりとりが会社の中の話のようで親近感がわきました。」という感想が寄せられました。
徽音塾OGの方の参加もあり、レクチャーの後は講師と塾生で歓談しながら、和やかにランチを共にしました。
(文責:徽音塾事務局 林)