2020年7月4日(土)講義:13:30~15:00 交流会:15:00~16:00
吉田 友子氏(慶應義塾大学 商学部 教授)

各自が思い浮かべる「花」を起点に、文化背景の違いがコミュニケーションに影響することへの理解から講義が始まりました。
同じ言葉を聞いていても、同じ風景を目にしていても、文化が異なれば感じ方も見えるものも異なるということを、豊富な事例や、帰国子女である先生ご自身の体験談を挙げつつお話しいただきました。

文化を4つの次元から分類するホフステードの手法に基づき、グループワークでは即興で寸劇を作って演じ合いました。互いのグループの作り上げた世界が、どのような文化の特徴を持っているかを当てっこすることで、さらに理解を深めました。リモートドラマを見ているようで楽しかったです。

交流会では「名前@通勤の苦労がない」というように在宅勤務の良いところを記し、うちとけておしゃべりを楽しみました。先生の在宅での息抜きという素敵なハンモックを見せていただいたり、「みんな在宅になって良くないこととしては、子供がずっといるので部屋が3倍のスピードで荒れます」という受講者のお話に笑ったりしながら過ごしました。

受講された皆様からは「相手の文化背景や思いを慮るだけでなく、自身の自己理解を深め、相手からどのように捉えられているのかという点まで思いを巡らせる必要があるのだと思いました」、「先生のとてもチャーミングなキャラクターが魅力的でした(笑)。会社でのコミュニケーションで葛藤を感じたら、ホフステードの理論を思い出して見ようと思います」などとご感想をいただきました。
吉田先生、ワークでできることと時間に制限がある中、楽しいご講義を設計していただきありがとうございました!

文責 森 暁子(グローバルリーダーシップ研究所 特任アソシエイトフェロー)