2020年8月1日（土）講義：13:30～15:00　交流会：15:00～16:00
角田 仁美氏（NTTデータ 法人コンサルティング＆マーケティング本部 コンサルティング＆マーケティング事業部 課長）

角田講師の徽音塾へのご登壇は4回目となります。女性の社会進出は増々進み、仕事と家庭のバランスを取る機会が増加しています。これまでも多くの塾生が角田先生のご講義を参考にしてきました。
講義は「仕事と家庭を両立させるとは？」という難しい問いに、角田講師が日々どのように解決していっているか、実践例を挙げながら説明が進みました。
中でも「悩んだときの、基本的な考え方」が本講義での一番重要な事として伝えられました。まず、現状把握を行い、実際の悩みを確認した上で、到達したいラインへどうアクションするかオプションを示しながら考えていきます。到達したいラインの「見極め」や、優先順位の具体例について説明いただきました。その後実際に個人ワークを行い、グループワークで悩みを共有し、解決にむけて受講者同士でアドバイスを行う時間を取りました。

最後にコロナ禍がもたらしたものとして、働くという仕組みの前提が変わり、個人としてもマネージャーとしても変化を受け入れ、心身共にリズムをつけて整えていく必要があることが伝えられました。
講義後に活発な質疑応答が行われ、「フルタイムと時短の切り替えのタイミング」「育児休暇後の復帰において大切なこと」「壁の乗り越え方について」「心の余裕を保つ方法」「社内における部門変更のメリット、デメリットとは」など、多くの質問が寄せられました。

塾生からは以下のような感想が挙げられました。
「二人のお子さんがいらっしゃりながら、管理職をされている中でされている工夫を興味深くお伺いました。自分の状態を見極めるための振り返りシートを作る＝行動の型、リフレクションの重要性を感じ、今後も続けていきたいと思います。」「角田先生の実体験が非常にリアルに感じられ参考になりました。特に自分の状況や考えを周囲に発信し理解してもらうことは早速実践したいと思います。」

文責　林　有維（グローバルリーダーシップ研究所 特任アソシエイトフェロー）