2019年11月9日（土） 11:30～12:00
宮崎真理子氏（認定NPO法人フローレンス ディレクター）

塾生の森田久美子氏による塾生企画でした。宮崎氏には、講義が始まる前から参加者と気さくにお話しいただきました。
9月の受講者をはじめ塾生OGにも複数おいでいただき、皆様のご興味の高いことがうかがえた今回、なんと神原先生もご参加下さいました！

フローレンスのビジョン、ミッション「親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決する」、その社会問題解決のための戦略についてのご紹介からお話が始まりました。

待機児童問題については、現在の社会が抱える課題の本質と改善の余地、そして携わっていらっしゃる小規模保育事業についてご説明いただきました。

障害児保育問題については、対応すべき機関の確立していない現状のこと、それに伴い、この問題の実態の把握が難しいこと、そして当事者のご家族の並々ならぬ苦労について教えていただきました。
この分野の事業については、最初の利用者のお母さんからの言葉で感動されたエピソードや、実際の利用者の動画もまじえながらご紹介いただきました。

続くランチ会では、病児保育をはじめ、フローレンスの他の事業についても活発に質問が出ました。「自分が母親の立場だからというだけでなく、勤め人として、ディレクターたる宮崎さんがどう動いていらっしゃるかにも興味を持って聞いていました」という参加者もいらっしゃいました。

そろそろ母になる方にもご参加いただいた今回、大事なお話をありがとうございました。子供を持たない立場からでも、社会の一員として学ぶところが多かったです。
参加者からは「行政では届かない困りごとに対し、実際に動いて解決策を提示していく活動に感動しました」、「いろいろな考えを持った人たち、人によって状況が違うことなどを知るいい機会になった。周りにもそれぞれの事情がある人たちがいるはずなので、理解できるようになりたいと思った」などとご感想をいただきました。

（文責：グローバルリーダーシップ研究所　特任アソシエイトフェロー　森 暁子）